クローゼットの整理で出てきた着ない服をセカンドストリートに売りたいと考えたとき、「一体いくらで売れるんだろう?」と疑問に思いますよね。
服を売るならどこがいいか考えた結果、身近なセカンドストリートが候補に挙がる方は多いでしょう。
しかし、事前にセカンドストリートの値段の付け方や、ブランド別の買取価格表があるのか知っておきたいところです。
中には「セカンドストリートの買取はひどい」といった評判を耳にして、不安に感じている方もいるかもしれません。
また、どのような服がセカンドストリートで買取不可の衣類に該当するのか、あるいは服以外に買取できないものはあるのか、具体的な基準も気になります。
この記事では、これらの疑問を解消し、あなたの服を少しでも高く売るためのコツを徹底的に解説します。
この記事でわかること
- セカンドストリートの買取価格がどのように決まるか
- 実際の査定で見られる具体的なチェックポイント
- 買取を断られてしまう衣類やアイテムの特徴
- 手持ちの服を1円でも高く売るための実践的なコツ
セカストで服の買取はいくら?査定の基本
まずは、セカンドストリートの買取金額がどのように決まるのか、基本的な査定の仕組みについて解説します。買取価格の相場や、値段が付かないケースなどを事前に把握しておきましょう。
- 公式のセカンドストリート買取価格表はある?
- セカンドストリート買取価格表ブランド別の相場
- セカンドストリート値段の付け方のポイント
- 評判は?セカンドストリートの買取はひどい?
- セカンドストリートで買取不可の衣類
- セカンドストリートで買取できないものとは
公式のセカンドストリート買取価格表はある?
結論から言うと、セカンドストリートには「全商品共通の固定された買取価格表」は存在しません。なぜなら、古着の買取価格は、持ち込まれた一点一点のアイテムの状態、ブランドの人気度、デザインのトレンド、そして持ち込まれた店舗の在庫状況など、非常に多くの要因によって変動するためです。
例えば、同じブランドの同じTシャツであっても、シミや毛玉があるものと新品同様のものでは査定額が大きく異なります。そのため、一律の価格表を作成することが難しいのです。公式サイトでは買取実績の一部が公開されることはありますが、それはあくまで一例であり、自分の持っている服がいくらになるかは、実際に査定に出してみないと分からないのが現状です。
セカンドストリート買取価格表ブランド別の相場
前述の通り、固定の価格表はありませんが、「買取強化ブランド」は存在します。これらは中古市場での人気が高く、需要があるため、他のブランドよりも高値が付きやすい傾向にあります。
公式サイトでは、買取を強化している人気ブランドの一部が紹介されています。例えば、以下のようなブランドは高価買取が期待できるでしょう。
カテゴリ | ブランド例 |
---|---|
ストリート | Supreme, STUSSY, A BATHING APE |
アウトドア | THE NORTH FACE, patagonia |
ラグジュアリー | LOUIS VUITTON, HERMÈS, CHANEL |
ドメスティック | COMME des GARCONS, AURALEE, COMOLI |
ただし、これらのブランドであっても状態が悪ければ値段は下がりますし、逆にノーブランドでもトレンドのデザインであれば予想以上の価格が付くこともあります。結局のところ、ブランド名は重要な要素の一つですが、それが全てではないのです。
セカンドストリート値段の付け方のポイント
セカンドストリートの査定スタッフは、主に4つの大きなポイントを見て値段を付けています。この基準を知っておくことが、高価買取への第一歩です。
①お品物の状態
最も重視されるのが「状態」です。店頭で買い取られた商品は、基本的にそのままの状態で再販されます。そのため、次に購入するお客様が気持ちよく使えるかどうかが重要になります。具体的には、以下のような点がチェックされます。
- シミ、黄ばみ、襟汚れ、袖口の汚れ
- 毛玉、毛羽立ち、ほつれ
- キズ、スレ、色あせ
- タバコや香水などのニオイ
- ボタンの欠損やジッパーの破損
これらのマイナスポイントが少ないほど、査定額は高くなります。
②トレンド
特にレディースアイテムでは、「トレンド」が査定額に大きく影響します。一般的に、製造から2〜3年以内の新しいアイテムほど需要が高く、高値が付きやすい傾向があります。逆に、デザインが古くなってしまったアイテムは、たとえ人気ブランドであっても買取価格が伸び悩みやすいです。
③ブランド
前述の通り、「ブランド」の人気度も重要な査定ポイントです。中古市場で探している人が多いブランドは、安定して高い買取価格が期待できます。
④季節
衣料品には「売り時」があります。需要が高まる少し前の季節に売るのが最も高く売れるタイミングです。例えば、春物であれば1月~3月、冬物であれば10月~12月がベストシーズンとなります。
評判は?セカンドストリートの買取はひどい?
インターネット上では「セカンドストリートの買取価格はひどい」といった口コミを見かけることがあります。これは、期待していた金額よりも低い査定額を提示された経験から来るものと考えられます。
なぜ「ひどい」と感じることがあるのか
査定額が低くなる主な理由は、状態の悪さやトレンド遅れです。特にノーブランド品やファストファッションブランドの場合、1点数円〜数十円という価格になることも少なくありません。持ち込んだ点数が多くても合計金額が伸びず、「ひどい」と感じてしまうケースがあるようです。
一方で、セカンドストリートには大きなメリットもあります。それは、買取対象の幅が非常に広いことです。他のリユース店では断られてしまうような、多少の使用感やダメージがある服でも値段を付けてくれる場合があります。例えば、他店で0円だったコートに700円の値が付いたという検証結果もあり、一概に「ひどい」とは言えないのが実情です。
「A店では全部0円だったけど、セカンドストリートでは何着か値段が付いた!」ということも十分にあり得ます。捨てるしかないと思っていた服をまとめて処分できると考えれば、便利なサービスと言えるでしょう。
セカンドストリートで買取不可の衣類
セカンドストリートでも、再販が難しいと判断された衣類は買取不可となります。持ち込む前に、ご自身のアイテムが該当しないか確認しておきましょう。
買取不可になりやすい衣類の特徴
- 使用済みの水着やアンダーウェア(下着類)
- 著しい破れ、虫食い、穴あきがあるもの
- クリーニングでも落ちないような酷い汚れや汗ジミがあるもの
- タバコ、香水、カビなどのニオイが強く付着しているもの
- ブランドタグや洗濯表示タグが切り取られているもの
- デザインや形状が極端に古いもの
- 学校制服や職業制服など
ただし、一部店舗では「ECO買取」として、買取不可の衣類も1kgあたり1円などで資源として引き取ってくれる場合があります。お近くの店舗に確認してみるのも良いでしょう。
セカンドストリートで買取できないものとは
衣類以外にも、状態によっては買取できないアイテムがあります。基本的な考え方は「次に使うお客様が安心して使えるかどうか」です。
バッグ類
スナップやジッパーが破損しているもの、持ち手が取れかかっているもの、内側がベタついているものなどは買取が難しくなります。
シューズ類
ソールのすり減りが著しいものや、加水分解でソールが割れているもの、強いニオイがあるものは買取対象外となる可能性が高いです。
アクセサリー・時計類
素材やブランドの刻印が確認できないもの、動作しない時計、ピアスやイヤリングで片方しかないものなどは買取できません。
セカストの服買取はいくらになる?高く売るコツ
ここからは、査定のポイントを踏まえ、どうすればセカンドストリートで少しでも服を高く売れるのか、具体的なコツをご紹介します。ちょっとした手間で査定額が変わる可能性があります。
- 少しでも高く売るための査定前のひと手間
- 服を売るならどこがいい?セカンドストリートは?
- 服売るならどこがいいか他の選択肢と比較
- 季節やトレンドを意識した売却タイミング
- まとめ:セカストの服の買取はいくらになるか
少しでも高く売るための査定前のひと手間
査定に出す前に、ご自宅でできる簡単なケアをするだけで、買取金額がアップする可能性があります。クリーニングに出す必要はありませんが、以下のひと手間を試してみてください。
査定額アップにつながる簡単ケア
- 洗濯と消臭:全体の汚れを落とし、タバコや防虫剤のニオイを取り除きましょう。
- 毛玉取り:市販の毛玉取り機やブラシで、目立つ毛玉をきれいにします。
- シミ抜き:可能な範囲で、付着したシミを落としておきましょう。
- ボタン付け:取れてしまったボタンは、似たデザインのものでも良いので付けておくと印象が良くなります。
- 靴磨き:レザーシューズなどは、クリーナーやクリームで磨いておくだけで査定額が大きく変わることがあります。
ある実例では、これらのケアをした場合としない場合で、合計査定額が1,400円から3,630円へと2,000円以上もアップしたケースがあります。特に定番ブランドのアイテムは、状態が良ければトレンドに左右されにくいため、ケアの効果が出やすいです。
服を売るならどこがいい?セカンドストリートは?
「服を売るならどこがいいか」と考えたとき、セカンドストリートは非常に有力な選択肢の一つです。その最大の理由は、前述の通り買取ジャンルの幅広さにあります。
ラグジュアリーブランドからファストファッション、ノーブランドまで、さらには洋服だけでなく靴、バッグ、生活雑貨まで一度にまとめて売れるのは大きな魅力です。「これはブランド専門店、これは総合リサイクル店…」と仕分ける手間がなく、引越しや大掃除の際に出た不用品を一掃できます。
特に、「いろいろなブランドの服をまとめて売りたい人」や「多少ダメージがある服も一緒に処分したい人」にとっては、非常に便利な売却先と言えるでしょう。
服売るならどこがいいか他の選択肢と比較
もちろん、売りたい服の種類によってはセカンドストリート以外の選択肢が適している場合もあります。
ブランド古着専門店
特定の人気ブランドや高価なデザイナーズブランドのアイテムを売りたい場合は、そのジャンルに特化した専門店のほうが高値が付く可能性があります。専門知識を持ったバイヤーが価値を正しく評価してくれるためです。
フリマアプリ
手間を惜しまないのであれば、メルカリなどのフリマアプリを利用するのも一つの手です。自分で価格設定ができるため、リユース店の買取価格よりも高く売れる可能性があります。ただし、出品、梱包、発送といった作業を全て自分で行う必要があります。
他の総合リユースショップ
ブックオフやトレファクスタイルなども、セカンドストリートと同様に幅広い衣類を買取しています。店舗によって買取強化しているブランドやアイテムが異なるため、複数の店舗で見積もりを取る「相見積もり」も有効です。
季節やトレンドを意識した売却タイミング
高く売るための重要なコツとして、「売るタイミング」が挙げられます。特に季節感のあるアイテムは、需要が高まる少し前に売るのが鉄則です。
アイテム | ベストな売却シーズン |
---|---|
春物 (シャツ、ブラウス、薄手のアウター) | 1月 ~ 3月 |
夏物 (Tシャツ、半袖シャツ、サンダル) | 4月 ~ 7月 |
秋物 (ニット、スウェット、ライトアウター) | 8月 ~ 9月 |
冬物 (コート、ダウンジャケット、ブーツ) | 10月 ~ 12月 |
また、トレンドアイテムは「もう着ないかな?」と思った時が一番の売り時です。レディースファッションの流行は移り変わりが早いため、「まだ着るかも…」とクローゼットで眠らせている間に、価値がどんどん下がってしまうことも少なくありません。早めの売却を心がけましょう。
まとめ:セカストの服の買取はいくらになるか
この記事の要点をまとめます。セカンドストリートで大切な服を納得のいく価格で売るために、以下のポイントをぜひ参考にしてください。
- セカンドストリートに固定の買取価格表はない
- 買取価格は状態・トレンド・ブランド・季節で決まる
- 公式サイトで買取強化ブランドをチェックできる
- ノーブランドでもトレンド品なら値段が付く可能性がある
- 「買取がひどい」という評判は状態が悪いケースが多い
- 他店で断られた服でも買い取ってくれる場合がある
- 使用済みの下着や制服などは買取不可
- 強いニオイや酷い汚れも買取不可の原因になる
- 査定前に洗濯や毛玉取りなど簡単なケアをすると良い
- ケア次第で査定額が数千円アップする実例もある
- いろいろなジャンルの服を一度に売れるのが最大のメリット
- 専門ブランド品は専門店やフリマアプリも選択肢になる
- 衣類は需要が高まるシーズンの少し前に売るのが高値のコツ
- トレンドアイテムは着なくなったらすぐに売るのが鉄則
- 総合的に見てセカンドストリートは多くの人におすすめできる売却先である