こんにちは。シン・買取.com、運営者の「Takashi」です。
クローゼットの整理をしていると、昔使っていたネクタイや頂いたけれど趣味に合わなかったネクタイがたくさん出てくることってありますよね。
特にビジネススタイルの変化でネクタイをする機会が減った今、セカンドストリートで売れるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ハイブランドならまだしも、ノンブランドやユニクロなどの量販店アイテムが買取対象になるのか、安い金額で叩かれてしまわないかなど、不安な点は尽きないものです。
この記事では、リユースショップ巡りが趣味の私が、実際にセカンドストリートでネクタイを売る際に知っておくべき相場や査定の裏側について詳しく解説します。
大切なコレクションを少しでも高く売るための参考にしていただければ幸いです。
- ブランドごとの具体的な買取相場とランク分け
- ユニクロやノンブランド品が値段のつく条件
- 査定で減額や買取不可になってしまう商品の状態
- キャンペーン活用など少しでも高く売るためのテクニック
セカンドストリートでのネクタイ買取価格や査定の要点
セカンドストリートは全国に膨大な店舗数を持つリユースショップですが、実は店舗のタイプによってネクタイの評価基準が微妙に異なることをご存知でしょうか。ここでは、ブランドごとの相場観や、そもそも売れるのかどうかといった基本的な査定の仕組みについて、私の経験とリサーチに基づき解説していきます。
ブランド別のネクタイ買取相場リスト
まず一番気になるのが「いくらで売れるのか」という点ですよね。セカンドストリートにおけるネクタイの査定は、定価よりも「中古市場での需要」と「供給量」のバランスで決まります。私の感覚としては、大きく分けて4つの階層(ティア)が存在します。
以下に、代表的なブランドの買取相場の目安をまとめました。あくまで状態が良い場合の目安ですが、参考にしてみてください。
| ランク | ブランド例 | 買取相場(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Sランク (ラグジュアリー) | エルメス ルイ・ヴィトン グッチ | 4,000円〜10,000円 | 資産価値が高い。 多少古くても高値がつきやすい。 エルメスのH柄などは鉄板。 |
| Aランク (定番ビジネス) | ポール・スミス バーバリー ブラックレーベル | 1,500円〜5,000円 | 20〜30代に人気。 「マルチストライプ」や「ノバチェック」など 一目で分かる柄が強い。 |
| Bランク (クラシコ・通好み) | タイユアタイ マリネッラ ドレイクス | 2,000円〜7,000円 | 服好きにはたまらない高級品。 一般的な知名度は低いため、 売る店舗を選ぶ必要がある。 |
| Cランク (セレクト・量販) | ビームス アローズ スーツカンパニー | 数十円〜1,000円 | トレンド重視。 発売から2〜3年以内の新しいものでないと 値段がつきにくい。 |
ポイント: エルメスやヴィトンのようなハイブランドは、「身につける資産」として扱われるため、箱などの付属品が揃っていると、さらにプラス査定が期待できます。
ユニクロやノンブランドの取扱基準
「ユニクロやGU、あるいは洋服の青山などの量販店ブランドは売れるのか?」という疑問をよく耳にします。結論から言うと、「売れる場合もあるが、金額は期待できない」というのが現実です。
セカンドストリートはファッション性を重視する傾向があるため、デザインが古臭いノンブランド品は「買取不可」と言われることも珍しくありません。しかし、ユニクロであっても以下の条件であれば値段がつくことがあります。
- コラボ商品(+J、Uniqlo Uなど): 150円〜300円程度つくこともあります。
- デザインが今風: 状態が良く、今のトレンドに合う柄であれば50円〜100円程度。
基本的には、これらは単品で売るよりも、他の衣類とまとめて持ち込み、「処分のついでにお金になればラッキー」くらいの気持ちでいるのが精神衛生上良いかと思います。
状態が悪く買取不可になる特徴
ネクタイは顔の真下にある「Vゾーン」を飾るアイテムなので、清潔感が命です。どんなに高級なブランドであっても、以下のような状態だと、セカンドストリートでは厳格に「買取不可(Reject)」と判断される可能性が高いです。
⚠️ 買取を断られやすいNGコンディション
- 首元の黄ばみ・変色: 皮脂汚れが酸化したもの。クリーニングでも落ちないことが多く、最も嫌われます。
- 剣先の擦り切れ: 角が擦れて中の芯地が見えているものは修復不能です。
- シミ・汚れ: 食べこぼしの油ジミなどは、減額ではなく「買取不可」の対象になりやすいです。
- ニオイ: タバコ、香水、防虫剤の強いニオイ。店頭に並べた際に他の商品にニオイが移るのを防ぐため断られます。
- タグの欠損: ブランドタグだけでなく、品質表示タグ(素材や洗濯表示)が切り取られているものもNGです。
特にハイブランドの場合、品質表示タグのフォントなどが真贋判定(本物かどうかのチェック)に使われることがあるため、ここがないと「本物と証明できない」として返却されるケースが多いので注意してください。
店舗持ち込みと宅配買取の使い分け
セカンドストリートには、実店舗での買取と、自宅から送る「Web(宅配)買取」の2種類があります。さらに実店舗にも「トータルリユース」と「アパレル専門店(ユーズドセレクト)」があり、どこに出すかで査定結果が変わることがあります。
1. 通常の店舗(トータルリユース)
家具や家電も扱う一般的な店舗です。マニュアルに沿った査定が行われるため、ポール・スミスなどの有名ブランドは安定していますが、マニアックなイタリアブランド(タイユアタイなど)の価値が見落とされるリスクがあります。
2. アパレル専門店(ユーズドセレクト)
都市部にある服飾専門の店舗です。知識豊富なバイヤーがいることが多く、ヴィンテージ品やニッチな高級ブランドを適正に評価してくれます。
3. Web(宅配)買取
個人的にネクタイを売るのにおすすめなのがこの方法です。ネクタイは小さくて梱包が楽ですし、Web買取は全国統一の基準を持つ専門部署が査定するため、店舗ごとのバラつきがありません。近所に詳しいスタッフがいるか不安な場合は、Web買取を利用するのが無難です。
値段がつかない時のエコ買取活用
査定の結果、「お値段がつけられませんでした」と言われることもあります。そんな時に役立つのが「ECO(エコ)買取」というシステムです。
これは、店頭販売が難しい衣類や服飾雑貨を、リサイクル資源(海外輸出やウエス原料)として「1着1円」で買い取ってくれるサービスです。持ち帰るのが面倒な場合、そのまま引き取ってもらえるので非常に便利です。
注意点: エコ買取は全店舗で実施しているわけではありません。また、倉庫の在庫状況などで一時的に停止していることもあります。必ず持ち込み前に、行こうとしている店舗が「エコ買取」に対応しているか公式サイトで確認しましょう。
セカンドストリートのネクタイ買取で高値を出すコツ
ただ漫然と持ち込むだけでは、もったいない結果になることも。ここからは、私が実践している「少しでも査定額を上げるための戦略」をお伝えします。タイミングと準備次第で、買取価格は変わります。
20%アップキャンペーンの時期
セカンドストリート最強の武器、それが定期的に開催される「買取金額20%アップキャンペーン」です。これを利用しない手はありません。
過去の傾向を見ると、以下のシーズンに開催されることが多いです。
- 1月〜3月頃: 新生活・フレッシャーズ需要に向けた強化期間
- 9月頃: クールビズ終了、秋冬物立ち上げのタイミング
- 11月頃: 冬物本格化・ギフトシーズン前
特にWeb買取限定でキャンペーンを行っていることもあるので、アプリや公式サイトのお知らせ欄は要チェックです。1万円の査定なら2,000円も変わってくるので、急ぎでなければキャンペーンを待つのが賢い選択です。
クリーニングは出すべきか?
「クリーニングに出してから売ったほうが高くなる?」とよく聞かれますが、私の結論は「基本的には出さなくてOK」です。
一般的なネクタイのクリーニング代は500円〜1,000円ほどかかりますが、クリーニングしたことによる査定アップ額がその費用を上回ることは稀だからです。赤字になるリスクが高いんですね。
その代わり、自宅でできる「セルフケア」は行いましょう。 ・陰干し: 風通しの良い場所に数日干して、タバコや防虫剤のニオイを飛ばす。 ・浮かしアイロン: スチームアイロンを少し浮かせてあて、シワを伸ばす(プレスしてペチャンコにしないよう注意!)。 ・ホコリ取り: ブラッシングで表面を綺麗にする。
これだけで査定員の第一印象が良くなり、減額を防げます。
箱や付属品が査定額に与える影響
エルメスやグッチなどのハイブランドに関しては、箱やリボンなどの付属品が「ある」のと「ない」のとでは、査定額に数千円の差が出ることがあります。
理由はシンプルで、「ギフト需要」があるからです。状態が良く箱付きであれば、「新品同様のプレゼント用」として店頭で高く売れるため、その分買取価格も頑張ってくれます。もし家に箱が転がっているなら、必ずセットにして持ち込みましょう。タグが切れていても、レシートや箱が本物の証明(エビデンス)になり、買取不可を回避できるケースもあります。
ブックオフなど他社との比較
最後に、セカンドストリート以外にも選択肢を持っておくことは大切です。競合他社やフリマアプリとの使い分けを表にまとめてみました。
| 買取サービス | 特徴・おすすめな人 | ネクタイ査定の傾向 |
|---|---|---|
| セカンドストリート | バランス重視 ブランド品を適正価格で売りたい人。 | デザイン・トレンド重視。 古いものには厳しいが、人気ブランドは高い。 |
| ブックオフ | 処分・整理重視 値段がつかなくても引き取って欲しい人。 | 「何でも買う」スタンス。 査定額は保守的だが、買取不可は少ない印象。 |
| メルカリ等 | 最高値狙い 手間を惜しまず1円でも高く売りたい人。 | 自分で価格設定が可能。 発送や撮影の手間がかかるが、利益は最大。 |
大量の古いネクタイを処分したいならブックオフ、価値あるヴィンテージを納得いく価格で売りたいならメルカリ、その中間で「手軽に適正価格で現金化したい」ならセカンドストリート、といった使い分けがおすすめです。
セカンドストリートのネクタイ買取まとめ
今回は、ネクタイの買取についてセカンドストリートの活用法を深掘りしてきました。まとめとして、ユーザータイプ別のおすすめアクションを整理します。
- ハイブランド(エルメス等)を売りたい: 付属品を揃え、Web買取か都市部の専門店へ。キャンペーン利用で高額査定を狙う。
- 定番ブランド(ポールスミス等)を売りたい: 他の衣類とまとめて持ち込み、トータルでの買取額アップを交渉材料にする。
- 古い・ノンブランドを処分したい: エコ買取実施店舗を確認するか、ブックオフの利用も検討する。
ネクタイは意外と場所を取らないアイテムですが、使わないものを現金化して、新しい一本を迎える資金にするのも素敵なサイクルだと思います。ぜひ今回の情報を参考に、納得のいく買取を実現させてくださいね。
※記事内の情報は執筆時点のものです。最新のキャンペーンや買取基準については、必ず公式サイトをご確認ください。