ご不要になったカー用品の売却を考えたとき、多くの方が思い浮かべるのがアップガレージではないでしょうか。しかし、いざ持ち込んでみると「これは買取できない」と言われてしまうケースも少なくありません。なぜアップガレージでは買取拒否されることがあるのか、また買取価格が安いという評判の真相、さらには純正部品や純正サスペンション買取の可否、そしてジャンク品買取の扱いまで、気になる点は多いはずです。
この記事では、アップガレージの買取価格表の目安にも触れつつ、せっかくのパーツが買取不可になるのを防ぎ、場合によっては買取価格が2倍になるチャンスを掴むための知識を網羅的に解説します。
この記事を読むことで、以下の点について深く理解できます。
- アップガレージで買取を拒否されるパーツの具体的な基準
- 買取価格が安いと言われる理由と実際の評判
- 純正部品やジャンク品といった特殊なケースの買取可否
- 買取価格を少しでも高くするためのキャンペーンやコツ
アップガレージで買取できないものの基準
このセクションでは、アップガレージにカー用品を持ち込む前に知っておきたい、買取が難しくなる主な理由や基準について掘り下げていきます。
- まずは買取対象外となる基本条件
- アップガレージの買取拒否はどんな状態?
- アップガレージの買取が安いという評判の真相
- 実際のアップガレージの買取の評判はどうか
- アップガレージ買取価格表から見る相場
- アップガレージのジャンク品買取の可否
まずは買取対象外となる基本条件
アップガレージでの買取を考える際、最初に理解しておくべきは、全てのカー用品が対象となるわけではないという点です。買取の可否を判断する最も基本的な基準は、「再販できる価値があるか」そして「安全に使用できるか」という2点に集約されます。
例えば、あまりにも改造が激しいパーツや、保安基準に適合しない可能性のあるものは、次のユーザーが安全に使用できないため買取が難しくなります。また、市場での需要が極端に低い特殊なモデルや、著しく状態が悪いものも、再販が見込めないため買取対象外となることがほとんどです。
このように、店舗側が在庫として抱えるリスクや、再販する際の手間を考慮した上で買取価格が付けられます。そのため、持ち込むパーツが次のユーザーにとっても魅力的であるかどうかが、一つの大きな判断材料になると考えられます。
アップガレージの買取拒否はどんな状態?
アップガレージで買取を拒否されるケースには、具体的な理由が存在します。パーツの種類ごとに、特に注意すべき状態を把握しておくことが大切です。
タイヤ・ホイールの場合
タイヤとホイールは、車の安全性に直結するパーツであるため、査定基準が厳しく設定されています。
その他のパーツの場合
カーナビやオーディオといった電子機器は、正常に動作することが大前提です。電源が入らない、主要な機能が使えない、地図データが古すぎるといった場合は買取が難しくなります。また、エアロパーツの大きな割れや欠損、マフラーの大きな穴や腐食なども、買取拒否の対象となり得ます。
要するに、パーツとしての基本的な機能を果たせない状態や、安全性を損なうほどのダメージがあるものは、買取が困難になると理解しておくと良いでしょう。
アップガレージの買取が安いという評判の真相
「アップガレージの買取は安い」という口コミや評判を耳にすることがあります。この背景には、アップガレージのビジネスモデルが大きく関係しています。
アップガレージは、買い取った商品を清掃、点検、そして必要に応じて修理し、商品として再び販売することで利益を得るビジネスです。そのため、買取価格にはこれらの作業コストや店舗の運営費、そして利益分があらかじめ含まれています。したがって、個人間で直接売買するネットオークションやフリマアプリの落札価格と比較すると、買取額は必然的に低くなる傾向があります。
しかし、店舗に持ち込むだけでその場で査定・現金化できる手軽さや、専門スタッフによる査定の安心感、個人間取引で発生しがちな梱包・発送の手間やクレーム対応のリスクがない点は、大きなメリットと言えます。
つまり、「安い」と感じる価格は、これらの利便性や安心感を得るためのサービス料が含まれていると考えると、納得しやすいかもしれません。価格を最優先するなら個人間取引、手軽さや速さを求めるならアップガレージ、というように目的に応じて使い分けるのが賢明です。
実際のアップガレージの買取の評判はどうか
アップガレージの買取に関する評判は、利用者の期待値や売却する商品によって様々です。
肯定的な評判としては、「予約不要でいつでも持ち込めるのが便利」「不要なパーツをまとめて処分できた」「専門のスタッフに見てもらえるので安心」といった、利便性や信頼性を評価する声が多く見られます。特に、大型パーツの処分に困っていたユーザーや、すぐに現金化したいユーザーからの満足度は高い傾向です。
一方で、否定的な評判の多くは価格に関するものです。「思ったより安かった」「ネットオークションの方が高く売れた」という声が代表的です。前述の通り、これはビジネスモデル上ある程度避けられない側面があります。また、事前査定額と実際の査定額の間に乖離があった場合に、不満を感じるケースもあるようです。
これらのことから、アップガレージの評判は「価格」を最重要視するか、「利便性や安心感」を重視するかによって評価が分かれることが分かります。利用する際は、その特性を理解した上で、何を優先したいのかを明確にしておくと、後悔が少なくなるでしょう。
アップガレージ買取価格表から見る相場
アップガレージでは、公式サイトなどで明確な「買取価格表」を常時公開しているわけではありません。なぜなら、中古カー用品の買取価格は、商品の状態、モデルの人気度、市場の需要、そして在庫状況など、非常に多くの要因によって常に変動するためです。
ただし、おおよその相場観を掴むことは可能です。例えば、タイヤであれば状態の良いもので4本セット数千円から、人気ブランドのホイールセットであれば数万円になることもあります。公式サイトでは、過去の買取実績の一部が公開されている場合があるほか、「WEB買取査定」や「LINE査定」を利用することで、手元のパーツのだいたいの査定額を事前に知ることができます。
これらの事前査定は、あくまで仮の金額であり、実際の状態を見て最終的な価格が決定します。しかし、持ち込む前に相場を知っておくことで、価格交渉の参考にしたり、売却するかどうかの判断材料にしたりできるため、積極的に活用することをおすすめします。
アップガレージのジャンク品買取の可否
「壊れているから売れないだろう」と諦めてしまうようなジャンク品でも、アップガレージでは買取対象となる場合があります。これは、アップガレージが持つ独自の販売網と商品知識によるものです。
例えば、一部が破損しているエアロパーツや、音が出ないスピーカーなどであっても、修理して使うユーザーや、部品取りを目的とするユーザーにとっては価値がある場合があります。また、希少なパーツであれば、たとえ不動品であっても高値が付く可能性もゼロではありません。
もちろん、全てのジャンク品に値段が付くわけではなく、査定の結果、買取不可となったり、引き取りのみ(場合によっては処分料が発生)となったりすることもあります。しかし、自分で処分する手間を考えれば、一度査定に出してみる価値は十分にあります。
「これはさすがに無理だろう」と自己判断せずに、まずは店舗に持ち込んで相談してみることが、思わぬ収入につながる第一歩となるかもしれません。
アップガレージ買取できない?特殊品と高く売るコツ
ここでは、純正部品や純正サスペンションといった特殊なパーツの扱いや、少しでも買取価格を上げるための具体的な方法について解説します。
- アップガレージの純正部品買取は行っているか
- アップガレージの純正サスペンション買取事例
- アップガレージの買取が2倍になるキャンペーン
- まとめ:アップガレージで買取できないか事前の確認を
アップガレージの純正部品買取は行っているか
アップガレージは社外パーツ(アフターパーツ)の買取・販売がメインですが、純正部品も買取対象としています。特に、新車から取り外した、いわゆる「新車外し」のパーツは状態が非常に良いため、高価買取が期待できます。
買取対象となりやすい純正部品には、以下のようなものがあります。
- 純正アルミホイール・タイヤセット: 上級グレードの純正品や、人気車種のものは需要が高いです。
- 純正カーナビ・オーディオ: 比較的新しいモデルで、動作に問題がなければ買取対象となります。
- 純正サスペンション: 走行距離が少ないものは、純正戻しをしたいユーザーからの需要があります。
- 純正マフラーやエアロパーツ: 目立つ傷や破損がなければ、査定してもらえます。
ただし、全ての純正部品に値段が付くわけではありません。ありふれたスチールホイールや、古いモデルのオーディオなどは、需要が少ないため買取が難しい場合があります。社外品に交換して不要になった純正部品がある場合は、捨ててしまう前に一度査定を依頼してみると良いでしょう。
アップガレージの純正サスペンション買取事例
純正サスペンションは、車高調などの社外品に交換した際に不要になることが多いパーツの一つです。アップガレージでは、この純正サスペンションも買取対象となっています。
特に、走行距離が非常に少ない「新車外し」の状態であれば、数千円から一万円以上の価格が付くこともあります。これは、事故などで純正に戻す必要があるユーザーや、乗り心地を重視して社外品から純正品へ戻したいと考えるユーザーからの安定した需要があるためです。
一方で、走行距離が数万キロを超えているものや、オイル漏れ、大きな錆が見られるものについては、買取が難しくなるか、値段が付かないケースが増えてきます。
もし状態の良い純正サスペンションをお持ちであれば、ショックアブソーバーとスプリングがセットになった「アッセンブリ」の状態で持ち込むと、査定額が付きやすくなる傾向にあります。保管している純正サスペンションがあれば、状態を確認した上で査定に出してみてはいかがでしょうか。
アップガレージの買取が2倍になる方法とは
アップガレージでは、買取価格がアップするキャンペーンを定期的に開催しています。これらを活用することが、買取価格を大幅に上げるための最も効果的な方法です。
代表的なキャンペーンが「アップフェス」です。この期間中には、公式アプリのルーレットで「買取金額最大2倍UP」クーポンが当たることがあります。たとえ2倍クーポンが当たらなくても、10%UPクーポンなどが配布されることが多いため、通常時に売るよりもお得になります。
また、毎月18日は「アップの日」として、買取金額が20%アップするキャンペーンを実施していることがあります(※実施内容は時期や店舗により異なる場合があります)。
これらのキャンペーンを利用する際の注意点として、アップ額には上限(例:最大10万円まで)が設けられていることや、バイク車体など一部対象外の商品があることが挙げられます。
売却を急いでいない場合は、こうしたキャンペーンの開催時期を待ってから持ち込むのが賢い選択です。公式サイトやアプリを定期的にチェックし、お得なタイミングを逃さないようにしましょう。
まとめ:アップガレージで買取できないか事前の確認を
この記事では、アップガレージで買取できないものの基準から、価格の評判、そして高く売るコツまでを詳しく解説しました。最後に、今回の重要なポイントをまとめます。
- 買取の可否は「再販価値」と「安全性」が大きな基準
- 残り溝のないタイヤや劣化の激しいタイヤは買取が難しい
- スタッドレスタイヤは製造から3~5年を過ぎると査定が厳しくなる
- ヒビ割れや歪みのあるホイールは買取拒否の対象
- 正常に動作しない電子機器は基本的に買取不可
- 買取価格が安く感じるのは再販コストや利益が含まれるため
- 手軽さや安心感を求めるならアップガレージは優れた選択肢
- ネットの評判は価格重視か利便性重視かで評価が分かれる
- 明確な価格表はないため事前査定の活用がおすすめ
- ジャンク品でも部品取りなどで価値が付く場合がある
- 新車外しの純正部品は高価買取が期待できる
- 走行距離の少ない純正サスペンションも買取対象
- 「アップフェス」などのキャンペーン利用が最も効果的
- 毎月18日の「アップの日」も狙い目
- 売却前にはパーツを綺麗に清掃しておくことが基本
- 迷ったらまずWEBやLINEで事前査定を依頼する