「ポケモンカードのスカーレットexやシャイニートレジャーexを開封して、コライドンexを手に入れたけど、これって売れるのかな?」 このように、コライドンexの買取価格について気になっている方も多いのではないでしょうか。
コライドンexは、一時期SARが高騰したことで話題になりましたが、実際のところ、レアリティによっては期待外れの価格になることも少なくありません。特にURやRRの買取価格は思ったよりも低く、本当に当たりカードなのか疑問に思うこともあるでしょう。
この記事では、最新のコライドンex買取価格から、駿河屋をはじめとする店舗での相場、コライドンex URやシャイニートレジャー収録のRR買取の実態、さらにはexではないコライドンの買取価格まで、あなたの疑問を解消するために必要な情報を網羅的に解説します。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- 最新のレアリティ別コライドンex買取相場
- コライドンexの買取価格が伸び悩む具体的な理由
- 主要カードショップにおける買取価格の傾向
- 今後のコライドンexの価格動向と売却のタイミング
コライドンexの買い取り価格はレアリティで大違い
- 最新のコライドンex買取価格をチェック
- パックでのコライドンex当たり確率は?
- 一時的なコライドンex sar高騰の理由
- ex以外のコライドン買取価格はどのくらい?
- シャイニートレジャー版コライドンex RR買取事情
最新のコライドンex買取価格をチェック
コライドンexの買取価格は、カードのレアリティによって天と地ほどの差があります。まずは、どのレアリティがどれくらいの価格で取引されているのか、全体像を把握することが大切です。
以下に、2025年6月20日時点での主なコライドンexの買取・販売価格の相場をまとめました。実際の価格はカードの状態や店舗によって変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
このように、同じ「コライドンex」という名前のカードでも、SAR(スペシャルアートレア)は数千円単位で取引される一方、RR(ダブルレア)は数十円程度と、価値が大きく異なるのが現状です。ご自身の持っているカードの型番とレアリティをしっかりと確認することが、適正価格を知る第一歩となります。
パックでのコライドンex当たり確率は?
コライドンexの価値を知る上で、そもそもパックからどれくらいの確率で手に入るのか、その希少性を理解しておくことも一つの指標になります。一般的に、レアリティが高ければ高いほど封入率は低くなり、希少価値が上がります。
拡張パック「スカーレットex」における、コライドンexの各レアリティのおおよその封入率は以下の通りです。
- SAR(スペシャルアートレア): 約3.0% (約33BOXに1枚)
- UR(ウルトラレア): 約3.3% (約30BOXに1枚)
- SR(スーパーレア): 約7.5% (約13BOXに1枚)
これらの数字を見ると、特にSARやURは非常に入手しにくい、いわゆる「当たりカード」の部類に入ることが分かります。例えば、SARのコライドンexを自力で引き当てるためには、単純計算で30箱以上ものBOXを開封する必要があるかもしれません。
一方で、RRは1BOXに複数枚封入されていることが多く、比較的入手しやすいレアリティです。この封入率の違いが、前述の買取価格の差に直結していると考えられます。
一時的なコライドンex sar高騰の理由
コライドンexの中でも、SAR版(SV1S 103/078)は発売当初から人気が高く、一時は1万円を超える価格で取引されるなど、顕著な高騰を見せました。この高騰には、いくつかの理由が考えられます。
圧倒的なイラスト人気と希少性
最大の理由は、そのイラストの素晴らしさです。古代の密林で雄叫びをあげるかのようなコライドンの姿は非常に迫力があり、アート作品としての評価が非常に高い一枚です。また、前述の通りSARの封入率は極めて低く、コレクターからの強い需要が価格を押し上げました。
パッケージを飾る伝説のポケモンの人気
コライドンは、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット』のパッケージを飾る伝説のポケモンです。ゲーム本編でプレイヤーと共に旅をする相棒でもあるため、思い入れの強いファンが多く、キャラクター自体の人気がカードの価値に反映された形です。
ただ、発売から時間が経過し、市場への供給が安定したことで、現在の価格はピーク時に比べると落ち着いてきています。それでも他のレアリティに比べれば、十分に高価なカードであることに変わりはありません。
ex以外のコライドン買取価格はどのくらい?
「コライドン」という名前のカードは、ポケモンexだけではありません。様々なプロモーションや他のパックにも収録されていますが、これらのカードの買取価格は、残念ながら高値を期待するのは難しいのが実情です。
例えば、「exスタートデッキ」に収録されていた闘タイプのコライドン(068/139)や、拡張パック「ワイルドフォース」に収録されたコライドン(SV5K 052/071)などは、多くの店舗で1枚10円程度の買取価格となっています。
これらのカードはexカードと比べてワザやHPが控えめであることや、入手難易度が低いことから、コレクション目的以外での需要が少なく、価格も低く抑えられています。もしこれらのカードを売却する場合は、複数枚をまとめて買い取ってもらう形になることがほとんどでしょう。
シャイニートレジャー版コライドンex RR買取事情
2023年12月に発売されたハイクラスパック「シャイニートレジャーex」には、色違いのポケモンが多数収録されていることで人気を博しました。このパックにも、コライドンexのRR(SV4a 114/190)が収録されています。
しかし、このカードの買取価格は、最初に登場した「スカーレットex」版のRRとほぼ同じで、1枚あたり10円から30円程度というのが実態です。ハイクラスパックは豪華な内容で人気が高いものの、RRというレアリティ自体の封入枚数が多いため、市場にカードが溢れやすい傾向にあります。
そのため、「シャイニートレジャーex」から出たコライドンexだからといって、特別な高値が付くわけではないのです。むしろ、多くのプレイヤーがパックを開封した結果、供給量が増えて価格が安定していると考えるのが自然です。
なぜコライドンexの買い取り価格は安いのか
- コライドンexの買取はURでも安い?
- 対戦で使いにくいコライドンex URの性能
- 駿河屋でのコライドンex買取価格の実態
- カードの需要と供給のアンバランスさ
コライドンexの買取はURでも安い?
SARに次ぐ高レアリティであるUR(ウルトラレア)は、カード全体が金色に輝く豪華な仕様で、コレクターからの人気が高いカードです。しかし、コライドンexの場合、そのURですら買取価格は伸び悩んでいるのが現状です。
前述の価格表の通り、「スカーレットex」に収録されたUR(SV1S 106/078)の買取相場は約1,200円、「シャイニートレジャーex」のUR(SV4a 360/190)に至っては約500円と、同じURの中でも価格差が生じています。
特に後から登場した「シャイニートレジャーex」版は、既に市場にコライドンexのカードが十分に出回っていたことや、同パックにリザードンexやミュウexといった、より人気と実用性の高いURカードが収録されていたことも影響し、価格が低く抑えられていると考えられます。豪華な見た目であっても、必ずしも高価買取に繋がらないという典型的な例と言えるかもしれません。
対戦で使いにくいコライドンex URの性能
カードの価格を決定する最も大きな要因の一つが、対戦環境での「強さ」、つまり実用性です。どれだけ人気のあるポケモンでも、対戦で活躍できなければプレイ需要が生まれず、価格は上がりにくくなります。コライドンexは、まさにこの「性能面」で課題を抱えています。
特性「ディノクライ」の重い制約
コライドンexの特性「ディノクライ」は、自分のトラッシュから基本闘エネルギーを2枚、自分の闘タイプのたねポケモンにつけられるという強力なエネルギー加速効果を持っています。しかし、この特性を使うと、その時点で自分の番が終わってしまうという非常に重いデメリットが存在します。序盤にエネルギーを加速できても、相手に1ターンを完全に渡してしまうため、テンポを失いやすく、現代のスピードが速い対戦環境では使いにくいのが実情です。
ワザ「ワイルドインパクト」の反動
220という高いダメージを出すワザ「ワイルドインパクト」も、使用した次の自分の番、このポケモンはワザが使えなくなるという反動効果があります。これにより、連続で攻撃することができず、相手に反撃の隙を与えてしまいます。
これらの使いにくさが、プレイヤーからの評価を下げ、結果としてカードの需要を限定的なものにしています。そのため、コレクション需要が中心となり、価格が伸び悩む大きな原因となっているのです。
駿河屋でのコライドンex買取価格の実態
トレーディングカードの売買で有名な「駿河屋」での買取価格を気にされる方も多いでしょう。駿河屋は全国に店舗を持ち、オンラインでの買取も行っているため、一つの指標となります。
インプットしたデータベース内には、駿河屋が提供するカード画像はありましたが、2025年6月時点での具体的な買取価格リストは含まれていませんでした。しかし、一般的なカードショップの動向から、駿河屋での買取価格を推測することは可能です。
通常、大手カードショップの買取価格は、市場の相場から大きく逸脱することはありません。「カードラッシュ」や「トレトク」といった他のショップが提示している価格帯(RRで10円~、URで500円~)が、駿河屋での買取価格を考える上でも参考になるはずです。
最も確実なのは、駿河屋の公式サイトで公開されている買取リストを確認するか、直接店舗に持ち込んで査定してもらうことです。フリマアプリでの取引価格なども参考にしつつ、複数の選択肢を比較検討するのが賢明な方法です。
カードの需要と供給のアンバランスさ
ここまで見てきた情報を整理すると、コライドンexの買取価格が安価な理由は、需要と供給のバランスが崩れている点に集約されると考えられます。
供給面では、「スカーレットex」や「シャイニートレジャーex」といった人気パックに収録されているため、特にRRなどの低レアリティカードは市場に大量に存在します。多くのプレイヤーがパックを開封するため、供給量は安定して多い状態です。
一方で需要面に目を向けると、価格を大きく左右するプレイ需要が、前述のカード性能の問題から限定的です。主な需要は、ゲームのファンや特定のイラストレーターのファンによるコレクション目的に留まっています。
つまり、「欲しい人(需要)」に対して「市場に出回っている枚数(供給)」が多すぎるため、価格が上がりにくい構造になっているのです。これが、コライドンexの多くのカードが安価で取引されている根本的な理由と言えます。
今後のコライドンex買い取り価格の展望
この記事では、コライドンexの買取価格がなぜ安価な傾向にあるのか、その背景をレアリティ別の相場やカード性能、需要と供給の観点から解説してきました。最後に、この記事の要点をまとめます。
- コライドンexの買取価格はレアリティによって数千円から数十円までと幅が広い
- イラスト人気と希少性からSARは比較的高値で取引される
- URやSR、特にRRのレアリティは安価な買取価格が一般的
- 買取価格が伸び悩む最大の理由は対戦環境での使いにくさにある
- 特性「ディノクライ」は強力だが番が終わるデメリットが非常に重い
- ワザ「ワイルドインパクト」も反動で連続攻撃ができない点がネック
- プレイ需要が低く、コレクション目的の需要が中心となっている
- ハイクラスパック「シャイニートレジャーex」での再録も供給量を増やした
- 供給が多い一方で需要が限定的なため価格が上がりにくい構造になっている
- 駿河屋など主要な店舗の買取価格も市場の相場に準じる傾向
- exではない通常のコライドンカードはさらに安価で取引される
- 今後、強力な闘タイプのサポートカードが登場すれば価格が見直される可能性はゼロではない
- しかし、現時点では大幅な価格高騰を期待するのは難しい状況
- 売却を検討する際は、複数の店舗やフリマアプリで価格を比較するのが賢明
- カードの状態は査定額に直結するため保管には注意を払う必要がある