急な用事や体調不良で、楽しみにしていたライブやイベントのチケットを手放さなければならなくなった経験はありませんか。そんな時に役立つのがローチケの公式リセールサービスです。
しかし、ローチケのリセール方法や、そもそも出品がいつから可能なのか、また気になる手数料はいくらかかるのか、多くの疑問が浮かぶことでしょう。
さらに、出品してもローチケのリセールが売れないのではないか、購入希望者の決定方法は抽選なのか、もしリセール不成立になったらどうなるのか、特に友人や知人に分配したチケットの扱いはどうなるのか、といった不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、これらの疑問や不安を解消し、ローチ кеのリセールで成功するためのコツまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
この記事で分かること
- ローチケリセールの基本的な仕組みや手数料
- チケットが売れる確率を左右する様々な要因
- リセールが不成立だった場合の具体的な対処法
- リセール成功の確率を少しでも上げるためのコツ
ローチケでリセールが売れる確率を左右する基本情報
- ローチケのリセールはいつから出品できる?
- 初心者でも分かるローチケのリセール方法
- 事前に確認したいローチケのリセール手数料
- 購入希望者はローチケのリセールで抽選へ
- ローチケのリセールが売れない場合の主な要因
ローチケのリセールはいつから出品できる?
ローチケのリセールに出品できる期間は、公演ごとに個別に設定されています。そのため、「いつでも出品できる」というわけではなく、指定された期間内に手続きを完了させる必要があります。
一般的には、公演日の約2週間前から、公演の数日前までがリセール期間として設定されることが多いです。ただし、これはあくまで目安であり、公演によってはもっと期間が短かったり、リセール自体が実施されなかったりする場合もあります。
リセール期間の確認方法
正確なリセール期間を確認するには、以下の方法があります。
- ローチケのマイページにログインする
購入したチケットの一覧から、対象公演の詳細画面に進むと、リセールが可能な場合は期間が表示されます。 - 公演の公式サイトやローチケの案内ページを確認する
重要な公演情報として、リセールに関するスケジュールが告知されていることがほとんどです。
チケットを手放す可能性がある場合は、まずご自身のマイページからリセールが可能かどうか、そして期間はいつまでかを確認することが最初のステップになります。
初心者でも分かるローチケのリセール方法
ローチケのリセール方法は、ローチケの専用アプリまたはウェブサイトのマイページから簡単に行うことができます。手続きは画面の指示に従って進めるだけなので、初めての方でも迷うことは少ないでしょう。
ここでは、基本的な出品手続きの流れを解説します。
リセール出品の基本的な流れ
- ローチケのマイページへログイン
まずは、チケットを購入したアカウントでローチケのアプリまたはウェブサイトにログインします。 - 「マイチケット」から該当公演を選択
購入済みのチケット一覧が表示されるので、リセールしたい公演を選びます。 - 「リセール出品」を選択
チケット詳細画面に「リセール出品」のボタンが表示されていれば、そこから手続きを開始できます。 - 規約の確認と同意
リセールに関する注意事項や規約が表示されるので、内容をよく読んでから同意します。 - 出品内容の最終確認
チケットの価格(定価)や手数料が引かれた後の送金額が表示されます。内容に間違いがなければ、出品を確定させます。
出品時の注意点
一度リセールに出品すると、リセール期間が終了するまでキャンセルすることはできません。また、リセールが成立した場合もキャンセルは不可能です。本当に出品して問題ないか、よく考えてから手続きを進めてください。
このように、手続き自体は非常にシンプルです。落ち着いて画面の指示通りに進めましょう。
事前に確認したいローチケのリセール手数料
ローチケのリセールを利用する際には、出品者と購入者の双方に所定の手数料が発生します。チケット代金がまるまる返金されるわけではないため、事前にいくらかかるのかを把握しておくことが重要です。
主な手数料は以下の通りです。
対象者 | 手数料の種類 | 料金の目安 |
---|---|---|
出品者 | リセールシステム手数料 | チケット券面金額の10% |
出品者 | 送金手数料 | 1件あたり330円(税込) |
購入者 | リセールシステム手数料 | チケット券面金額の10% |
購入者 | 先行サービス料など | 公演により異なる(元のチケットに準ずる) |
上記は一般的な手数料であり、公演によっては異なる場合があります。実際の手数料は、リセール出品手続きの最終確認画面に必ず表示されますので、そこで正確な金額を確認するようにしてください。
リセールが成立した場合、出品者にはチケット券面金額から「リセールシステム手数料」と「送金手数料」が差し引かれた金額が送金されます。例えば、5,000円のチケットが1枚成立した場合、500円(手数料10%)と330円(送金手数料)を引いた4,170円が受け取り額の目安となります。
購入希望者はローチケのリセールで抽選へ
ローチケのリセールにおける最大の特徴の一つが、購入希望者の決定方法が先着順ではなく「抽選方式」である点です。これは、出品されたチケットに対して購入希望のエントリーを受け付け、その中からランダムで購入者を決定する仕組みを指します。
この抽選方式は、出品者側から見ると、売れるかどうかが「運」の要素も絡んでくることを意味します。たとえ人気公演のチケットを出品したとしても、購入希望者が現れなければ、当然リセールは成立しません。
つまり、「早く出品したから有利」「自分のチケットが誰かに直接選ばれる」といったことはないんですね。あくまで、リセール期間中に「このチケットを買いたい」とエントリーしてくれる人がいるかどうかが、売れる確率の第一関門となります。
この仕組みは、購入希望者にとっては公平な機会が与えられるというメリットがありますが、出品者にとっては「いつ売れるか分からない」「確実には売れない」という不確実性につながることを理解しておく必要があります。
ローチケのリセールが売れない場合の主な要因
「リセールに出品したのに、なかなか売れない…」その原因は一つではなく、いくつかの要因が複合的に絡み合っている可能性があります。主な要因を理解することで、ご自身のチケットがなぜ売れにくい状況にあるのかを客観的に判断する手助けになります。
売れない場合の主な要因
- 公演自体の人気度:もともとの需要が低い公演は、リセールでの購入希望者も現れにくい傾向にあります。
- 座席の位置:ステージから遠い後方席や、視界が一部遮られる見切れ席などは、当然ながら敬遠されがちです。
- 出品のタイミング:リセール期間の終了間際など、タイミングが悪いと購入希望者に見つけてもらえないまま期間が終わってしまうことがあります。
- 同一公演の出品数:同じ公演から多数のリセール出品がある場合、供給過多となり、ご自身のチケットが選ばれる確率が相対的に下がります。
- 平日や地方の公演:週末や都心部の公演に比べて、参加できる人が限られるため、需要が伸び悩むことがあります。
これらの要因に複数当てはまる場合、残念ながらリセールが成立する確率は低いと考えざるを得ません。リセールはあくまで「買い手が見つかればラッキー」というスタンスで利用することが精神衛生上も良いかもしれません。
ローチケリセールで売れる確率と売れない時の対策
- ローチケのリセール不成立だとどうなるのか
- リセール不成立における分配チケットの扱い
- 売れる確率を上げるローチケのリセールのコツ
- 出品期間とタイミングも確率に影響する
- 公演の人気度と売れる確率の密接な関係
- まとめ:ローチケのリセールで売れる確率の総括
ローチケのリセール不成立だとどうなるのか
リセール期間が終了しても購入希望者が現れず、リセールが不成立となった場合、チケットの権利は出品者の手元に残ります。つまり、チケットはキャンセルされず、元の状態に戻るということです。
最も重要なポイント:代金は返金されない
リセールが成立しなかった場合、チケット購入時に支払った代金は一切返金されません。また、リセールに出品していたことによるペナルティなどはありませんが、リセールシステム手数料も発生しません。チケットの権利が自分に残るだけで、金銭的な変動は起こらないと覚えておきましょう。
不成立となったチケットは、再びご自身のものとなります。そのため、選択肢は以下の2つです。
- 自分自身で公演に参加する
- 誰も利用せず、空席にする
ローチケの電子チケットは、規約上、購入者本人(またはその分配を受けた人)しか入場できないため、友人への譲渡や転売はできません。リセールが不成立に終わった場合は、この現実を受け入れる必要があります。
リセール不成立における分配チケットの扱い
友人や家族の分もまとめて購入し、すでに相手に分配済みのチケットもリセールに出品することが可能です。ただし、手続きには少し注意が必要です。
リセールの出品手続きは、必ずチケットを購入した本人が行わなければなりません。分配を受けた側が自分でリセールに出すことはできない仕組みです。
分配済みチケットのリセール手順
- 分配した相手に連絡し、リセールに出品する旨を伝える。
- 分配相手に、ローチケアプリからチケットを返却してもらう。
- 購入者の元にチケットが戻ったら、自分のチケットと同様にリセール出品手続きを行う。
そして、この分配済みチケットがリセール不成立となった場合、その権利は購入者の元に残ります。つまり、チケットは購入者のアプリ上に表示されたままの状態になります。
不成立になった後は、再び元の相手に分配するか、あるいは空席にするかを決めることになります。分配相手との金銭のやり取りなども含め、トラブルにならないよう事前にしっかりとコミュニケーションを取っておくことが極めて重要です。
売れる確率を上げるローチケのリセールのコツ
リセールの成立は様々な要因に左右されますが、少しでも売れる確率を上げるために出品者側でできることもあります。ここでは、実践したい具体的なコツをいくつかご紹介します。
最も重要で基本的なコツは、「リセールが可能になったら、できるだけ早く出品する」ことです。早く出品することで、購入を検討している人の目に触れる期間が長くなり、それだけチャンスが増えることになります。
「ギリギリまで待てば、焦った人が買ってくれるかも?」と考える方もいるかもしれませんが、ローチケのリセールは抽選制です。購入希望者は期間内であればいつでも申し込めるため、出品を遅らせるメリットはほとんどありません。
その他のコツ
- 公式アナウンスをチェックする:ローチケやアーティストの公式X(旧Twitter)などで、リセールの受付開始がアナウンスされることがあります。その直後はサイトを訪れる人が増えるため、絶好のタイミングと言えます。
- 需要を予測する:例えば、出演者のメディア露出が増えたり、対バン相手が発表されたりした直後など、公演への注目度が高まるタイミングで出品するのも一つの手です。
これらのコツを実践したからといって確実に売れる保証はありませんが、何もしないよりは確率を高めることができるはずです。行けないことが確定した時点で、迅速に行動を起こすことが何よりも大切です。
出品期間とタイミングも確率に影響する
前述の通り、出品のタイミングは売れる確率を左右する非常に重要な要素です。どのタイミングで出品するのが最も効果的なのか、もう少し深掘りして考えてみましょう。
タイミングごとの購入希望者の心理や行動を理解することが、確率を読み解く鍵となります。
出品タイミング | メリット | デメリット |
---|---|---|
リセール開始直後 | 探している人が多く、注目度が高い。露出期間が最も長い。 | 同じように考える出品者も多く、出品が集中する可能性がある。 |
リセール期間中盤 | 一度チケット探しを諦めた人が、再度探しに来る可能性がある。 | 注目度が下がり、見つけてもらいにくい可能性がある。 |
リセール期間終盤 | 「最後のチャンス」として駆け込みで探す人がいるかもしれない。 | 検討期間が短く、そもそも見つけてもらえない確率が非常に高い。 |
この表から分かるように、やはりリセール開始直後が最もチャンスが大きいと言えます。購入を希望する熱心なファンは、リセールが開始されるのを待ち構えていることが多いからです。
「行けるかどうかまだ分からない…」という場合でも、行けない可能性が高いのであれば、思い切って早めに出品してしまうのが、結果的にリセール成立の確率を高める賢明な判断と言えるでしょう。
公演の人気度と売れる確率の密接な関係
これまで様々なテクニックや要因について解説してきましたが、最終的に最も売れる確率を左右するのは「公演そのものの人気度」です。これは、リセールに限らず、あらゆるチケット取引における絶対的な原則と言えます。
言ってしまえば、どれだけ良い席で、どれだけ良いタイミングで出品したとしても、もともとその公演を「行きたい」と思っている人が少なければ、買い手は見つかりませんよね。逆もまた然りです。
売れる確率が高い公演の例
- 即日完売した人気アーティストのツアーファイナル
- 入手困難な小規模ライブハウスでの公演
- 出演者が豪華で話題の音楽フェス
売れる確率が低くなる傾向の公演の例
- 複数日程開催される公演の平日
- 交通の便が良くない地方での公演
- もともとチケットが定価で販売中の公演
もしご自身の持っているチケットが後者の例に当てはまる場合は、リセールが成立しない可能性も十分にあることを覚悟しておく必要があります。リセールは便利な制度ですが、チケットの需要と供給という基本的な市場原理からは逃れられないのです。
まとめ:ローチケのリセールで売れる確率の総括
この記事では、ローチケのリセールで売れる確率について、仕組みや手数料、成功のコツから不成立の場合の対処法まで詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリストでまとめます。
- ローチケのリセールは行けなくなったチケットを公式に再販できる制度
- リセールに出品できる期間は公演ごとに個別に設定されている
- リセールには出品者・購入者双方に所定の手数料がかかる
- 出品方法はローチケのアプリやウェブサイトから簡単に行える
- 購入者は先着順ではなく公平な抽選によって決定される
- 売れる確率は公演の人気度や座席の位置に大きく左右される
- 出品するタイミングも売れる確率を変動させる重要な要因
- リセールが不成立に終わった場合チケットは出品者の手元に戻る
- 不成立の場合でもチケット購入代金は返金されない
- 分配済みのチケットは購入者が一度返却してもらってから出品する
- リセール成功の最大のコツは行けないと分かった時点ですぐに出品すること
- 公式からのリセール開始アナウンス直後は出品の狙い目
- リセール成立は需要と供給のバランスで決まることを理解する
- 不成立になるリスクも承知の上でサービスを利用することが大切
- リセールはあくまで最終手段の一つとして考えておくのが望ましい