「使わなくなったマッサージ機、どうしよう…」と処分に困って、売れるところをお探しではないでしょうか。 いざ売ろうと思っても、近所のリサイクルショップで本当に買い取ってもらえるのか不安になります。例えば、セカンドストリートやハードオフ、あるいはブックオフでのマッサージ機買取は可能なのか、気になる方も多いかもしれません。
実は、マッサージ機は買取できないケースも少なくありません。そして、その買取できない理由を正しく理解することが、失敗や後悔をせずに手放すための第一歩となります。
この記事では、気になるマッサージ機買取相場から、自宅で眠っている小型マッサージ機の買取事情、そして安心して依頼できる買取店舗の見つけ方まで、あなたの「どこで売れるの？」という疑問に徹底的にお答えします。
- マッサージ機が買取できない理由と売れる場所の違い
- 大手リサイクルショップでの買取の可否
- マッサージ機の種類別の買取相場の目安
- 高価買取が期待できる専門業者の特徴
マッサージ機が売れるところは意外と少ない？
- まずはマッサージ機買取相場をチェック
- マッサージ機は買取できない場合がある
- なぜマッサージ機は買取できない理由がある？
- マッサージ機買取はセカンドストリートで可能？
- ハードオフでのマッサージ機買取の可否
- ブックオフはマッサージ機買取を行う？
まずはマッサージ機買取相場をチェック
マッサージ機を売却しようと考えたとき、最初に気になるのは「一体いくらで売れるのか」という点でしょう。マッサージ機の買取価格は、製品の種類やメーカー、状態によって大きく変動します。
マッサージ機の種類別買取相場
全身を癒やす大型のマッサージチェアと、手軽に使える小型のマッサージャーとでは、元々の販売価格が違うため、買取価格にも大きな差が生まれます。以下に、種類別の買取相場目安をまとめました。
相場を左右するその他の要因
これらの相場はあくまで目安であり、実際の査定額はいくつかの要因によって変わってきます。例えば、製造年が新しく、使用感が少なく綺麗な状態であるほど査定額は高くなります。また、パナソニックやフジ医療器といった人気メーカーの製品は、中古市場での需要が高いため、高価買取が期待できると考えられます。
したがって、お手持ちのマッサージ機がどの種類に該当し、どのような状態にあるかを確認することが、売却の第一歩となります。
マッサージ機は買取できない場合がある
お手持ちのマッサージ機をいざ売ろうとしても、必ずしも全ての製品が買取対象になるわけではありません。業者によっては買取を断られてしまうケースも存在します。
買取が難しくなる主な例としては、まず製品の「状態」が挙げられます。電源が入らない、特定コースが作動しないといった明らかな故障がある製品は、買取が困難です。また、長年の使用によるレザーのひび割れや布の破れ、タバコやペットの臭いが強く付着しているなど、衛生面や見た目の状態が著しく悪い場合も、査定額が付かないか、買取を断られる原因になり得ます。
さらに、製品の「古さ」も査定に影響します。マッサージ機は次々と新しいモデルが登場するため、製造から5年、10年と経過した古いモデルは市場価値が下がり、買取対象外となる業者が多くなります。特に、メーカーの部品保有期間が過ぎているような古い製品は、修理ができないため買取は一層難しくなると考えられます。
このように、単に「使える」というだけでなく、製品のコンディションや製造年が買取の可否を大きく左右することを理解しておくことが大切です。
なぜマッサージ機は買取できない理由がある？
そもそも、なぜマッサージ機は他の家電製品のように気軽に買い取ってもらえないのでしょうか。その最も大きな理由は、マッサージ機が法律によって「管理医療機器」に分類されているからです。
管理医療機器とは、人の生命や健康に影響を与える可能性があり、適切な管理が必要とされる医療機器のことを指します。これには、マッサージチェアや電気マッサージ器、低周波治療器などが含まれます。
そして、これらの管理医療機器を中古品として買い取り、再び販売するためには、「古物営業法」の許可に加えて、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（通称：薬機法）」に基づき、事業所の所在地を管轄する自治体へ「管理医療機器販売業・貸与業」の届出を提出しなければなりません。
この届出を行っていない業者は、マッサージ機を買い取ることはできても、それを販売することが法的に許されていないのです。販売できない商品を在庫として抱えるリスクを避けるため、多くのリサイクルショップでは、初めからマッサージ機の買取自体を行っていないのが実情です。
つまり、買取できない背景には、単なる店舗の方針ではなく、利用者の安全を守るための厳格な法的規制が存在しているということです。
マッサージ機買取はセカンドストリートで可能？
全国に多くの店舗を展開する総合リサイクルショップのセカンドストリートですが、原則としてマッサージ機の買取は行っていません。
公式サイトの買取できない品目リストにも、美容機器や健康器具が含まれていることが多く、前述の通り、マッサージ機が「管理医療機器」に該当することがその主な理由と考えられます。セカンドストリートのような幅広いジャンルを扱う店舗では、専門的な知識と販売許可が必要な医療機器の取り扱いを避けるのが一般的です。
もちろん、店舗の判断や取り扱い基準が将来的に変更される可能性はゼロではありませんが、現時点ではマッサージ機をセカンドストリートに持ち込んでも、買取を断られる可能性が非常に高いでしょう。もし売却を検討する際は、店舗へ持ち込む前に電話などで直接問い合わせ、無駄足にならないように確認することをお勧めします。
ハードオフでのマッサージ機買取の可否
家電やオーディオ、楽器などを専門的に扱うイメージのあるハードオフですが、こちらもマッサージ機の買取には対応していない場合がほとんどです。
ハードオフグループは、家具や雑貨を扱う「オフハウス」など複数の業態を展開していますが、グループ全体として健康器具や医療機器の取り扱いには消極的です。その根底にあるのは、やはり「管理医療機器」の販売に必要な届出や管理体制の問題です。
ハードオフの公式サイトでも、買取が難しい品物として医療機器が挙げられています。特に大型のマッサージチェアなどは、運搬や保管のコストもかかるため、専門外の店舗では敬遠されがちです。
したがって、ハードオフやオフハウスへマッサージ機を持ち込んでも、買取してもらえる可能性は低いと考えられます。こちらもセカンドストリートと同様に、事前の問い合わせが賢明な判断と言えます。
ブックオフはマッサージ機買取を行う？
書籍やCD、ゲームのイメージが強いブックオフですが、近年では家電やアパレルなどを取り扱う大型店舗「BOOKOFF SUPER BAZAAR」も増えています。しかし、これらの店舗であっても、マッサージ機の買取は基本的に対象外です。
ブックオフの買取規定においても、医療機器は買取不可品目として明確に指定されています。たとえ小型のフットマッサージャーやクッションタイプの製品であっても、法律上の分類が「管理医療機器」である以上、取り扱いはできません。
幅広い商品を取り扱う店舗が増えたことで、もしかしたら買い取ってもらえるかもしれない、と期待する方もいるかもしれませんが、法的な制約から、ブックオフでマッサージ機が売れる可能性は極めて低いのが現状です。
ここが狙い目！マッサージ機が売れるところ
- 専門業者なら小型マッサージ機買取も積極的
- 近くのマッサージ機買取店舗を探す方法
- 高価買取が期待できるマッサージ機の特徴
- まとめ：最適なマッサージ機売れるところを選ぼう
専門業者なら小型マッサージ機買取も積極的
大手リサイクルショップでの売却が難しいマッサージ機ですが、売却を諦める必要はありません。活躍の場となるのが、家電や美容機器を専門に扱う買取業者です。
これらの専門業者は、管理医療機器の販売に必要な届出を正式に行っているため、マッサージ機を正しく査定し、買い取ることが可能です。専門知識を持つ査定員が在籍しており、製品の価値を的確に判断してくれるため、適正な価格での売却が期待できます。
特に、フットマッサージャーやネックマッサージャー、マッサージクッションといった小型マッサージ機は、専門業者にとって魅力的な商材です。これらの製品は中古市場でも人気が高く、需要が安定しています。また、小型であるため、利用者にとっては宅配便で送りやすく、業者側も送料の負担が少なく済むというメリットがあります。
もしご自宅に不要な小型マッサージ機があるなら、このような専門業者の「宅配買取」サービスを利用するのが、最も手軽で賢い売却方法の一つと言えるでしょう。
近くのマッサージ機買取店舗を探す方法
大型のマッサージチェアを売りたい場合や、すぐに現金化したい場合には、近くの店舗へ持ち込むか、自宅まで査定に来てもらう方法が便利です。このようなサービスを提供しているのも、やはり専門の買取業者になります。
店頭買取を利用する
お近くに専門業者の店舗がある場合は、「店頭買取」が利用できます。自分の都合の良い日時に製品を持ち込み、その場で査定から支払いまでを完了させられるのが大きな利点です。事前に業者の公式サイトで店舗の所在地を検索し、営業時間などを確認してから訪れるとスムーズです。
出張買取を依頼する
マッサージチェアのように大きくて重い製品の場合、「出張買取」が非常に有効な手段となります。査定員が自宅まで訪問し、査定から運び出しまで全て行ってくれるため、利用者に手間がかかりません。多くの業者では出張料や査定料を無料としていますが、依頼する前には必ず料金体系を確認することが大切です。業者のウェブサイトで、自宅が出張対応エリアに含まれているかを確認してみましょう。
また、最近ではLINEを使って写真を送るだけで、おおよその査定額を教えてくれる事前査定サービスも普及しています。これを活用すれば、手間をかける前に買取価格の目安を知ることができ、安心して依頼を進めることが可能です。
高価買取が期待できるマッサージ機の特徴
せっかくマッサージ機を売るのであれば、少しでも高く評価してもらいたいものです。査定額をアップさせるためには、いくつかのポイントがあります。
人気メーカーの新しいモデル
中古市場では、やはり信頼性の高い人気メーカーの製品に需要が集中します。特に「パナソニック」「フジ医療器」「ファミリーイナダ」といったメーカーのマッサージ機は、機能性や耐久性に定評があるため、高価買取が期待できます。また、家電製品全般に言えることですが、製造年が新しく、最新モデルに近いほど査定額は高くなる傾向にあります。
良好な状態と付属品の完備
査定において最も重視されるのが製品の状態です。まず、全ての機能が問題なく作動するかは最低限の条件です。その上で、目立つ傷や汚れ、レザーの剥がれ、布のへたりが少ないほど評価は高くなります。日頃から丁寧に使用し、査定前にできる範囲で清掃しておくと良い印象を与えられます。
また、購入時に付属していたものは、可能な限り全て揃えて査定に出しましょう。 ・リモコン ・取扱説明書 ・保証書 ・電源コード ・その他パッドなどの消耗品 ・製品の外箱 これらの付属品が揃っていると、次に購入する人が安心して使えるため、査定額のアップにつながります。
売却のタイミング
不要になったら、できるだけ早く売るのが高価買取の鍵となります。時間が経つほど製品は劣化し、新しいモデルが登場することで市場価値も下がっていきます。特に、メーカーの保証期間内に売却できれば、査定において有利に働く場合があります。
まとめ：最適なマッサージ機売れるところを選ぼう
この記事では、マッサージ機が売れるところについて、様々な角度から解説しました。最後に、重要なポイントを改めてまとめます。
- マッサージ機は管理医療機器のためどこでも売れるわけではない
- 買取相場はマッサージチェアと小型機で大きく異なる
- セカンドストリートなど大手リサイクルショップでは基本的に買取不可
- 買取できない主な理由は販売に必要な行政への届出がないため
- 売るなら管理医療機器の届出がある専門業者が確実
- 専門業者は製品の価値を正しく査定してくれる
- 小型マッサージ機を手軽に売るなら宅配買取が便利
- 大型のマッサージチェアは出張買取がおすすめ
- 人気メーカーの製品は高価買取が期待できる
- 売る前には必ず全ての機能が動くか動作確認を行う
- 本体の清掃や消臭は査定額に影響する大切なポイント
- 説明書やリモコンなどの付属品はできる限り全て揃える
- 不要になったと感じたらなるべく早く売却することが高く売るコツ
- 複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりが有効
- 自分に合った買取方法と信頼できる業者を選んで賢く売却しよう