履かなくなった靴が靴箱を圧迫しているけれど、捨てるのはもったいないと感じていませんか。靴を売るならどこがいいかと考えたとき、選択肢の多さに戸惑う方も少なくないはずです。特に、人気ブランドのスニーカー売るならどこがいいのか、あるいはノンブランドの靴の買取は可能なのか、気になる点は多いでしょう。
大手リサイクルショップとして靴の買取で有名なセカンドストリートの買取価格の目安や、ブックオフで靴がいくらで売れるのか、といった具体的な情報も知りたいところです。また、ブックオフでは靴が買取不可になるケースもあるため、どのような状態だと売れないのか事前に把握しておきたいものです。
さらに、大切に履いてきたけれどボロボロの靴の買取は可能なのか、そもそも一般的な靴買取相場はどのくらいなのか、失敗や後悔のない取引のためには多くの情報を集める必要があります。
この記事では、そのようなお悩みを持つあなたのために、様々な角度から靴の買取に関する情報を網羅的に解説します。あなたの靴に最も適した売却方法を見つけるための、確かな一助となるはずです。
- 靴の種類や状態に応じたおすすめの買取店の特徴
- ブランド品・ノンブランド品それぞれの買取相場の目安
- セカンドストリートやブックオフなど大手買取店の具体的な情報
- 少しでも高く売るための査定前の準備とコツ
靴を売るならどこがいい?買取店の種類と相場
- まずは知っておきたい靴買取相場
- ノンブランドの靴の買取は可能か
- 人気のスニーカー売るならどこがいいか比較
- 大手の靴の買取はセカンドストリートが代表例
- セカンドストリートでの靴の買取価格の目安
- 買取方法で変わる利便性の違い
まずは知っておきたい靴買取相場
靴を売却しようと考えたとき、最初に気になるのは「いくらで売れるのか」という点ではないでしょうか。靴の買取相場は、ブランドの知名度、靴の状態、モデルの人気度、そして市場の需要によって大きく変動します。一概に「この靴ならいくら」と断言することは難しいですが、大まかな傾向を掴んでおくことは、適正な価格で売却するための第一歩です。
一般的に、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメス、グッチといったハイブランドの靴は、中古市場でも高い需要があるため、高価買取が期待できます。例えば、データベースによるとエルメスのブーツが10万円以上で取引されたり、クリスチャン・ルブタンのパンプスが数万円で買い取られたりする事例も見られます。
一方で、スニーカーも非常に人気のあるカテゴリです。特にナイキのエアジョーダンシリーズや限定コラボレーションモデルなどは、希少価値から定価を上回る価格で取引されることも珍しくありません。
もちろん、これらの価格はあくまで一例です。新品未使用品に近いほど価格は高くなり、傷や汚れ、ソールの減りといった使用感があれば価格は下がります。また、購入時の箱や保存袋、ギャランティカードなどの付属品が揃っているかどうかも査定額に影響します。ご自身の靴のおおよその価値を把握するために、まずはこれらの情報を参考にしてみてください。
ノンブランドの靴の買取は可能か
「ブランド品ではない靴は売れないのでは」と考える方は多いかもしれません。しかし、ノンブランドの靴であっても買い取ってもらうことは可能です。ただし、ハイブランド品のように高額査定を期待するのは難しく、いくつかの条件が揃って初めて値段が付くケースがほとんどだと考えておくのが現実的です。
ノンブランドの靴を買取対象としているのは、主にセカンドストリートやエコリング、一部のリサイクルショップなど、幅広い商品を取り扱う業者です。これらの店舗では、ブランド名ではなく「再販できるかどうか」を基準に査定を行います。
ノンブランドでも買取されやすい靴の特徴
買取の可能性を高めるには、靴の状態が非常に大切になります。例えば、購入してから一度も履いていない未使用品や、それに近い綺麗な状態の靴は値段が付きやすい傾向にあります。また、素材やデザインも査定のポイントです。本革を使用している、デザインが現在のトレンドに合っている、といった付加価値があれば、ノンブランドでも買い手が見つかりやすいため、買取価格が期待できます。
買取が難しいケースと注意点
逆に、使用感が強く出ているもの、目立つ傷や汚れ、ソールの大きなすり減りがある靴は、買い取ってもらえない可能性が高まります。また、業者によっては「ノンブランド品のみの宅配買取は受け付けない」といったルールを設けている場合もあるため、事前に確認が必要です。
ノンブランドの靴を売る際は、「お金にする」というよりも「処分費用をかけずに手放す」という意識で利用するのが良いかもしれません。それでも、ただ捨ててしまうよりは、誰かに再利用してもらえる可能性がある有意義な方法と言えます。
人気のスニーカー売るならどこがいいか比較
スニーカーはファッションアイテムの中でも特に人気が高く、熱心なコレクターも多いことから、専門的な買取市場が形成されています。そのため、「スニーカーを売るならどこがいいか」という問いに対しては、売りたいスニーカーの特性に合わせた場所選びが鍵となります。主な選択肢は「スニーカー買取専門店」「フリマアプリ」「総合リサイクルショップ」の3つです。
スニーカー買取専門店
ナイキのエアジョーダンやアディダスのYEEZYシリーズといった限定モデルや人気コラボ品をお持ちであれば、スニーカー買取専門店が最もおすすめです。JUSTYやSkitといった専門店には、スニーカーの価値を正確に評価できる専門の査定士が在籍しています。そのため、市場価値や希少性を正しく価格に反映してもらえる可能性が高く、思わぬ高値が付くこともあります。宅配買取サービスを提供している業者が多く、自宅から手軽に査定を依頼できる点も魅力です。
フリマアプリ
メルカリやラクマといったフリマアプリを利用する方法もあります。この方法の最大のメリットは、自分で販売価格を設定できる点です。買取業者の査定額に納得がいかない場合でも、自分で相場を調べて希望の価格で出品できます。ただし、商品の撮影や説明文の作成、購入者とのやり取り、梱包・発送といった手間がすべて自分にかかる点がデメリットです。また、個人間取引のため、クレームなどのトラブルが発生するリスクも考慮する必要があります。
総合リサイクルショップ
セカンドストリートなどの総合リサイクルショップでもスニーカーは買い取ってもらえます。専門店ほどの高額査定は期待しにくいかもしれませんが、他の衣類などと一緒にまとめて手軽に売りたい場合には便利な選択肢です。ただし、非常にマニアックなモデルやヴィンテージ品の価値は見逃されてしまう可能性もあるため、希少性の高いスニーカーの売却にはあまり向いていないかもしれません。
以上のことから、希少なスニーカーは「専門店」、手間を惜しまず高く売りたいなら「フリマアプリ」、手軽さ重視なら「リサイクルショップ」というように、ご自身の目的や売りたいスニーカーに合わせて最適な場所を選ぶのが良いでしょう。
大手の靴の買取はセカンドストリートが代表例
履かなくなった靴を手軽に売りたいと考えたとき、多くの人が思い浮かべるのが全国に店舗を展開するセカンドストリートではないでしょうか。セカンドストリートは、衣類や家具、家電など幅広いジャンルを扱う総合リユースショップであり、靴の買取においても主要な選択肢の一つです。
セカンドストリートの最大の魅力は、その利用しやすさにあります。店舗数が非常に多いため、直接持ち込む「店頭買取」が手軽に行えます。売りたい靴を店舗に持っていけば、その場で査定から支払いまで完了するため、スピーディーに現金化できるのがメリットです。また、近くに店舗がない場合や、多くの商品をまとめて売りたい場合には、自宅から商品を発送する「宅配買取」も利用できます。
買取対象となる靴の種類も幅広く、スニーカーや革靴、パンプス、ブーツ、サンダルなど、様々なアイテムに対応しています。人気ブランドはもちろん、前述の通りノンブランドの靴でも状態が良ければ買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、どのような靴でも買い取ってもらえるわけではありません。著しく状態が悪いもの、例えばカビや強いニオイがあるもの、ソールが剥がれてしまっているもの、大きな破損がある靴は買取を断られることがほとんどです。あくまで「次に使う人が気持ちよく利用できるか」という視点で査定されることを理解しておく必要があります。
セカンドストリートでの靴の買取価格の目安
セカンドストリートで靴を売る際、具体的な買取価格はどの程度になるのでしょうか。これは多くの人が気にする点ですが、価格は商品の状態、ブランドの人気度、そして店舗の在庫状況など、複数の要因によって決まるため、一概に示すことは困難です。
一般的な目安として、買取価格は実際に店舗で販売される価格(売値)の5%から15%程度と言われることが多いです。例えば、店舗で2,000円で販売されそうな靴であれば、買取価格は100円から300円程度になる計算です。もちろん、これはあくまで目安であり、状態が非常に良い人気ブランド品であれば、この割合を上回ることも十分に考えられます。
データベースにある買取実績を見ると、ナイキのエアジョーダンシリーズが数万円で買い取られた例や、人気ブランドのブーツが高値で取引された事例も確認できます。このように、アイテムによっては高価買取も期待できます。
価格に影響を与える主な要素は以下の通りです。
- 状態: 傷、汚れ、ソールの減り、型崩れ、ニオイの有無など。新品に近いほど高くなります。
- ブランド: ナイキ、ニューバランス、グッチ、ルイ・ヴィトンなど、需要の高いブランドは高値が付きやすいです。
- デザインと需要: 流行のデザインや定番モデル、また季節に合ったアイテム(夏前のサンダル、冬前のブーツなど)は需要が高く、買取価格も上がりやすい傾向にあります。
- 付属品: 購入時の箱やタグ、替え紐などがあると査定額がアップする可能性があります。
もし、少しでも高く売りたいのであれば、査定に出す前に汚れを落としておく、付属品を揃えるといった準備をしてから持ち込むことをお勧めします。
買取方法で変わる利便性の違い
靴を売ることを決めたら、次に考えるべきは「どの方法で売るか」です。買取業者に依頼する場合、主に「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の3つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。ご自身のライフスタイルや売りたい靴の量に合わせて、最適な方法を選ぶことが後悔しないためのポイントです。
このように、それぞれの買取方法には一長一短があります。例えば、「すぐにでもお金が必要」という方は店頭買取が適していますし、「仕事が忙しくて店舗に行く時間がない」という方には宅配買取が便利です。ご自身の状況をよく考え、最もストレスの少ない方法を選択してください。
状態で変わる!靴を売るならどこがいいか詳しく解説
- ブックオフで靴はいくらで売れるのか
- ブックオフで靴が買取不可になるケース
- 状態が悪いボロボロの靴の買取事情
- 高く売るためにできる査定前のひと工夫
- 結論!あなたの靴を売るならどこがいいか
ブックオフで靴はいくらで売れるのか
本の買取で有名なブックオフですが、一部店舗ではアパレルや靴の買取も行っています。では、ブックオフで靴を売った場合、一体いくらくらいになるのでしょうか。
結論から言うと、ブックオフでの靴の買取価格は、セカンドストリートなどのアパレルに強いリユースショップと比較すると、厳しい価格になる傾向があるようです。これは、ブックオフがアパレルや靴の専門店ではないため、査定のノウハウや再販ルートが他の専門店とは異なることが理由として考えられます。
買取価格は数十円から数百円程度になることが多く、高額査定はあまり期待できないかもしれません。ただし、人気スポーツブランドのスニーカーや、状態が非常に良いブランドの革靴など、一部のアイテムについては相応の価格が付く可能性もあります。
ブックオフを利用するメリットとしては、本やCD、ゲームなど、他のアイテムと一緒にまとめて売却できる手軽さが挙げられます。靴の売却で高い金額を得るというよりは、他の不用品と合わせて一度に部屋を整理したい、という目的で利用するのが適しているかもしれません。もしアパレル品の買取に力を入れている「BOOKOFF SUPER BAZAAR」のような大型店舗がお近くにあれば、通常のブックオフ店舗よりも良い査定が期待できる場合もあります。
ブックオフで靴が買取不可になるケース
手軽に利用できるブックオフですが、どのような靴でも買い取ってもらえるわけではありません。再販が難しいと判断された靴は、買取を断られてしまいます。事前に買取不可となるケースを把握しておくことで、無駄足になるのを防げます。
ブックオフで靴が買取不可となる主な理由は、衛生面の問題と、商品としての価値が見込めないことです。具体的には、以下のような状態の靴は買取が難しいでしょう。
買取不可となりやすい靴の状態
- 著しい破損や劣化: アッパー部分の破れ、ソールが完全に剥がれてしまっているもの、合皮がボロボロに劣化しているものなど、使用に耐えられないと判断される状態。
- ひどい汚れやシミ: 洗っても落ちないような頑固な汚れや、広範囲にわたるシミがあるもの。
- 強いニオイ: タバコやペット、カビなどの強いニオイが染み付いてしまっているもの。
- 衛生的な問題: 靴の内側にカビが発生しているものや、湿気で劣化が進んでいるもの。
- デザインが著しく古いもの: 流行から大きく外れており、次の買い手が見つかりにくいと判断される20年以上前のモデルなど。
これらの基準は、次に購入する人が安心して使えるかどうか、という観点から設けられています。もし買取不可と判断された場合でも、ブックオフでは無償で引き取って処分を依頼することも可能です。引き取られた品物は、専門業者を通じてリサイクル資源として再利用されることが多いようです。
状態が悪いボロボロの靴の買取事情
「長年愛用してボロボロになってしまった靴は、もう売れないだろう」と諦めていませんか。確かに、一般的なリサイクルショップでは買取を断られるケースがほとんどです。しかし、捨てる前に一度立ち止まって考えてみてください。靴の種類やブランドによっては、状態が悪くても価値が付く場合があります。
特に、シャネルやエルメス、ルイ・ヴィトンといったハイブランドの靴は、たとえボロボロの状態であっても買い取ってもらえる可能性が残されています。その理由は、ブランド自体に価値があるため、修理して再販するルートを持っている業者や、あるいはパーツ取りの目的で買い取る業者が存在するからです。例えば、ブランドのロゴが入った金具部分だけでも価値が見出されることがあります。
バイセルやなんぼやといったブランド品買取に強い業者は、このような状態の悪いブランド品も査定対象としていることが多いです。公式サイトで「状態が悪くてもOK」と明記している業者もあるため、一度問い合わせてみる価値は十分にあります。
もちろん、査定額は状態の良いものと比較すれば大幅に低くなりますが、ゼロ円だと思っていたものに値段が付くのは嬉しいものです。ただし、カビや悪臭がひどすぎる場合や、修理不可能なほどの破損がある場合は、さすがに買取が難しいこともあります。
もし買取が叶わなかったとしても、靴の修理専門店に相談してみたり、NPO団体などに寄付したりするなど、捨てる以外の選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
高く売るためにできる査定前のひと工夫
同じ靴であっても、査定に出す前の少しの工夫で買取価格が変わることがあります。大切な靴を少しでも高く評価してもらうために、誰でも簡単にできる4つのポイントをご紹介します。
可能な範囲で綺麗にする
査定員も人間ですから、商品の第一印象は非常に大切です。泥やホコリで汚れたままの靴よりも、綺麗に手入れされた靴の方が良い印象を与え、丁寧に査定してもらえる可能性が高まります。アッパーの汚れはブラシや布で優しく拭き取り、靴底の溝に挟まった小石なども取り除いておきましょう。また、靴用の消臭スプレーなどで内側のニオイケアをしておくのも効果的です。ただし、素材を傷めるような強い薬品の使用は避け、あくまで「できる範囲」でクリーニングすることが肝心です。
付属品を揃える
購入時に付いてきた箱や保存袋、ギャランティカード(保証書)、替えの靴紐などの付属品は、できる限り全て揃えて査定に出しましょう。これらの付属品は、その靴が「正規品であること」を証明する重要な要素であり、また、次に購入する人にとっても価値のあるものです。特にブランド品の場合、箱やギャランティカードの有無で査定額が大きく変わることもあります。
売るタイミングを見極める
靴には、需要が高まる「売り時」があります。例えば、サンダルは春から夏前に、ブーツは秋から冬前に売ると、店舗側もシーズンに向けて在庫を確保したいため、通常より高い価格で買い取ってくれる傾向にあります。また、ファッションのトレンドも価格に影響します。雑誌やSNSで特定のモデルが流行しているタイミングであれば、高価買取が期待できるかもしれません。
複数の業者に査定を依頼する
買取業者によって、査定の基準や得意なジャンル、在庫状況は異なります。そのため、1社だけの査定で売却を決めてしまうと、本来の価値よりも安い価格で手放してしまう可能性があります。時間と手間が許す限り、少なくとも2~3社の業者に見積もりを依頼し、最も高い価格を提示してくれた業者に売るのが賢い方法です。最近では、LINEやウェブで簡単に事前査定ができるサービスも増えているため、積極的に活用してみましょう。
結論!あなたの靴を売るならどこがいいか
これまで様々な角度から靴の売却方法について解説してきましたが、この記事の要点を改めて整理します。ご自身の状況と照らし合わせながら、最適な売却先を見つけるための最終チェックとしてご活用ください。
- 靴を売る場所は「目的」と「靴の種類」で選ぶ
- ハイブランドの靴は価値がわかる「ブランド買取専門店」へ
- ノンブランドの靴は「総合リサイクルショップ」が主な選択肢
- 限定品など希少なスニーカーは「スニーカー専門店」が高値の可能性
- セカンドストリートは店舗が多く幅広い靴を手軽に売却できる
- ブックオフのアパレル買取は店舗が限られ価格も厳しい傾向
- ボロボロの状態でもハイブランド品なら買取を諦めない
- 査定前には靴をできる限り綺麗に掃除するのが基本
- 購入時の箱や保証書などの付属品は必ず一緒に査定に出す
- ブーツは秋、サンダルは春など季節に合わせて売ると有利
- 一つの業者で決めず複数の業者に見積もりを依頼して比較検討する
- 時間や手間をかけたくないなら「宅配買取」が便利
- その場ですぐに現金化したいなら「店頭買取」が最適
- 手間はかかるが最高値を狙うなら「フリマアプリ」も一つの手
- 自分にとって最も納得できる方法で後悔のない売却を目指す