使わなくなったスーツケースの処分に困っていませんか。大型で保管場所に困るため、できれば買取に出したいと考える方は多いでしょう。この記事では、総合リユースショップとして知られるセカンドストリートでのスーツケース買取について、詳しく解説します。
インターネット上では「セカンドストリートの買取はひどい」といった声も見られますが、実際のところどうなのでしょうか。セカンドストリートでスーツケースは売れるのか、またノンブランドのスーツケース買取は可能なのか、気になる買取価格の相場や、ライバル店ともいえるスーツケース買取 ハードオフとの比較も行います。
公式サイトにセカンドストリート買取価格表があるのか、セカンドストリートのスーツケース買取価格はどのくらいなのか、そしてどのようなものがセカンドストリートで買取できないものに該当するのか、キャリーケースの買取はセカンドストリートで可能なのかなど、読者のあらゆる疑問にお答えしていきます。
この記事で分かること
- セカンドストリートでのスーツケース買取の可否と条件
- 買取価格の相場とオンラインでの査定方法
- 他社との比較や利用者のリアルな評判
- スーツケースを少しでも高く売るための具体的なコツ
スーツケース買取でセカンドストリートを選ぶ際の評判
- セカンドストリートでスーツケースは売れるのか解説
- セカンドストリートの買取がひどいという口コミの真相
- ノンブランドのスーツケース買取は可能?
- 意外と多いセカンドストリートで買取できないもの
- キャリーケース買取もセカンドストリートで対応
セカンドストリートでスーツケースは売れるのか解説
結論から言うと、セカンドストリートでスーツケースは売れます。セカンドストリートは衣料品や家具、家電など幅広いジャンルの商品を取り扱う総合リユースショップであり、トラベル用品であるスーツケースも買取対象品目に含まれています。
ただし、どんなスーツケースでも必ず売れるわけではありません。買取の可否は、スーツケースの状態、ブランド、デザイン、そして持ち込む店舗の在庫状況など、様々な要因によって決まります。
例えば、有名ブランドの比較的新しいモデルや、デザイン性が高く人気のカラーのものは、高価買取が期待できるでしょう。一方で、破損が激しいものや、あまりにも古すぎるデザインのものは買取が難しくなる傾向があります。
買取方法は3種類
セカンドストリートの買取方法には、「店頭買取」「WEB(宅配)買取」「出張買取」の3つがあります。スーツケースのような大型商品の場合、自宅から発送できるWEB(宅配)買取や、スタッフが自宅まで来てくれる出張買取が便利です。ただし、出張買取は大型の家具・家電が対象となるため、事前に利用店舗へ確認することをおすすめします。
セカンドストリートの買取がひどいという口コミの真相
インターネットで検索すると、「セカンドストリートの買取はひどい」といったネガティブな口コミを見かけることがあります。しかし、これを鵜呑みにするのは早計かもしれません。
このように言われる背景には、いくつかの理由が考えられます。
期待値とのギャップ
最も多い理由が、売る側の期待していた金額と、実際の査定額との間に大きなギャップがあるケースです。特に、購入時に高価だったブランド品でも、中古市場での需要や商品の状態によっては、予想を大きく下回る査定額になることがあります。リユースショップは買い取った商品を再販売して利益を出すため、買取価格は販売想定価格から経費などを差し引いた金額になることを理解しておく必要があります。
商品の状態
査定額が低くなるもう一つの大きな要因は、商品の状態です。スーツケースの場合、外装の傷やへこみ、内装の汚れや破れ、キャスターやハンドルの不具合、鍵の紛失などが減額の対象となります。自分では「まだ使える」と思っていても、プロの目から見ると再販が難しいと判断され、結果的に買取価格が低くなったり、買取不可になったりすることがあります。
口コミはあくまで参考程度に
買取価格は店舗の在庫状況や査定するスタッフによっても変動する可能性があります。「ひどい」という口コミは、特定の状況下での一個人の感想である場合がほとんどです。逆に「思ったより高く売れた」という声も少なくありません。最終的には、実際に査定に出してみなければ本当の価値は分からないと心得ておきましょう。
ノンブランドのスーツケース買取は可能?
「ブランド品じゃないと売れないのでは?」と心配する方もいるかもしれませんが、ノンブランドのスーツケースも買取対象です。
もちろん、リモワやサムソナイト、プロテカといった有名ブランドに比べると高額査定は難しくなります。しかし、ノンブランド品であっても、以下のポイントを満たしていれば十分に買取の可能性があります。
ノンブランド品でも売れるスーツケースの特徴
- 状態が非常に良い(傷や汚れがほとんどない)
- デザインや色が若者向けで人気がある
- 機内持ち込み可能サイズなど、需要の高い大きさである
- 軽量素材である
つまり、ブランド名がなくても、次に使う人が「欲しい」と思えるような魅力的で状態の良い商品であれば、セカンドストリートはきちんと評価してくれます。逆に言えば、ノンブランドで状態も悪いとなると、買取はかなり厳しくなると言えるでしょう。
意外と多いセカンドストリートで買取できないもの
セカンドストリートでは、法律や安全性の観点から買取できないものが定められています。スーツケースに関連する買取不可の条件を事前に知っておくことで、無駄足を踏むのを防げます。
以下に、スーツケースで特に注意すべき買取不可のケースをまとめました。
買取不可の理由 | 具体例 |
---|---|
深刻な破損・故障 | キャスターが回らない、ハンドルが伸縮しない、ボディに大きな亀裂がある |
衛生状態が悪い | カビが生えている、内装に酷いシミや汚れがある、タバコやペットなどの強い臭いがついている |
鍵の紛失 | ロックがかかったまま開けられない、または施錠ができない状態(TSAロック含む) |
過度な使用感 | 全体的に傷だらけ、ステッカーが大量に貼られていて剥がせない、パーツの劣化が激しい |
製造年が古すぎる | 10年以上経過しているなど、デザインや機能が著しく時代遅れのもの |
「これくらいなら大丈夫かな?」と自分で判断せず、一度店舗に問い合わせてみるのが確実です。捨てるしかないと思っていたものでも、値段が付く可能性はゼロではありませんよ。
キャリーケース買取もセカンドストリートで対応
「スーツケース」と似た言葉に「キャリーケース」がありますが、こちらも問題なくセカンドストリートの買取対象です。
一般的に、2輪で引いて運ぶ小型のものをキャリーケース(キャリーバッグ)、4輪で押して運べる大型のものまで含めてスーツケースと呼ぶことが多いですが、買取の現場でこの違いが厳密に問われることはほとんどありません。
布製のソフトタイプ、樹脂製のハードタイプ、ビジネス用途の小型のものから長期旅行用の大型のものまで、形状や素材に関わらず査定してもらえます。査定の基準はこれまで解説してきた内容と同様で、ブランド、状態、デザイン、需要によって価格が決まります。
スーツケース買取セカンドストリートの価格と他社比較
- セカンドストリートのスーツケース買取価格の相場
- 公式サイトにセカンドストリート買取価格表はある?
- スーツケース買取はハードオフと比較してどう?
- 買取価格を少しでも上げるためのコツ
- 状態が悪くても買取を諦めないで
セカンドストリートのスーツケース買取価格の相場
最も気になるのが、実際の買取価格でしょう。前述の通り、価格は様々な要因で変動するため一概には言えませんが、おおよその目安は存在します。
ここでは「人気ブランド品」と「ノンブランド・一般品」に分けて、買取価格の相場をご紹介します。
カテゴリ | 状態 | 買取価格相場 |
---|---|---|
人気ブランド品 (リモワ, サムソナイト, プロテカ等) |
美品(未使用に近い) | 定価の20%~40% |
通常の中古品(使用感あり) | 定価の5%~15% | |
ノンブランド・一般品 | 美品(傷や汚れが少ない) | 500円~3,000円 |
通常の中古品(使用感あり) | 10円~500円 |
【重要】あくまで目安です
この表はあくまで一般的な相場であり、買取価格を保証するものではありません。特にノンブランド品は、状態が悪いと値段がつかないことも珍しくありません。正確な価格は、必ず実際の査定で確認してください。
公式サイトにセカンドストリート買取価格表はある?
「自分のスーツケースがいくらになるか、事前にリストで確認したい」と考える方もいるでしょう。しかし、残念ながらセカンドストリートの公式サイトには、スーツケースの定まった買取価格表は掲載されていません。
これは、スーツケースが一点ものの要素が強い中古品であり、状態やモデル、査定時期によって価格が常に変動するためです。固定の価格表を設けることが、かえって実情とそぐわなくなってしまうのです。
WEB(宅配)買取で事前査定が可能
おおよその査定額を事前に知りたい場合は、WEB(宅配)買取の利用が便利です。公式サイトから申し込み、品物の情報を入力すると、梱包用の箱が送られてきます。品物を詰めて発送すれば、査定結果がメールで通知されるため、自宅にいながら買取価格を確認できます。査定額に納得いかない場合のキャンセル料や返送料も無料なので、気軽に試すことができます。
スーツケース買取はハードオフと比較してどう?
スーツケースの買取を検討する際、セカンドストリートと並んで候補に挙がるのがハードオフです。どちらが良いか迷う方のために、両社の特徴を比較してみましょう。
セカンドストリートの特徴
アパレルやファッション雑貨に強いセカンドストリートは、デザイン性やブランド価値を重視する傾向があります。人気ブランドのスーツケースや、ファッションとして魅力的なデザインのものは、高値がつく可能性があります。一方で、機能性は高くてもデザインが古いものや、ノンブランド品の評価はやや厳しくなるかもしれません。
ハードオフの特徴
ハードオフは家電や楽器、工具など「機械もの」に強いイメージがありますが、スーツケースなどの雑貨も取り扱っています。ハードオフの大きな特徴は「ジャンク品」の買取も行っている点です。多少の不具合があっても、部品としての価値や、修理して使うことを前提とした価格で買い取ってくれる可能性があります。
どちらに売るか迷ったら、このように考えてみてはいかがでしょうか。
・ブランド品やデザイン性の高いもの → セカンドストリート
・ノンブランドや少し不具合があるもの → ハードオフ
もちろん、両方で見積もりを取って、高い方に売るのが最も賢い選択です。
買取価格を少しでも上げるためのコツ
どうせ売るなら、1円でも高く買い取ってもらいたいものです。査定に出す前に少し手間をかけるだけで、買取価格がアップする可能性があります。ぜひ以下のコツを実践してみてください。
①内外装をできる限り綺麗にする
査定時の第一印象は非常に重要です。外装の汚れは濡れた布で拭き、キャスター周りのホコリや髪の毛も取り除きましょう。内装も掃除機をかけ、シミがあれば部分的に拭き取るなど、清潔な状態にしておくことが基本です。ステッカーは、綺麗に剥がせるなら剥がしておいた方が査定員の心証が良くなります。
②付属品をすべて揃える
購入時に付属していたものは、すべて揃えて査定に出しましょう。特に鍵(キー)や保証書、付属のポーチ、ネームタグなどは重要です。これらが揃っていることで、商品価値が上がり、査定額アップに繋がります。
③売るタイミングを見極める
スーツケースの需要が高まるのは、夏休みやゴールデンウィーク、年末年始といった大型連休の前です。リユースショップは需要期に向けて在庫を確保しようとするため、その少し前の時期に売ると、通常期より高く買い取ってもらえる可能性があります。
状態が悪くても買取を諦めないで
「傷だらけだし、キャスターの動きも悪いから、どうせ売れないだろう」と諦めてしまうのはまだ早いです。
前述の通り、ハードオフのような店舗ではジャンク品として値段が付く可能性があります。また、セカンドストリートでも、有名ブランド品であれば修理して再販することを前提に、値段を付けてくれるケースがあります。
たとえ買取価格が数十円だったとしても、粗大ごみとして処分費用を払うことを考えれば、プラスになるだけ得だと言えます。自分で価値がないと決めつけず、ダメ元で一度査定に出してみることを強くおすすめします。思わぬ値段が付くかもしれません。
まとめ:スーツケース買取はセカンドストリートへ
この記事では、セカンドストリートでのスーツケース買取に関する様々な情報をお届けしました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。
- セカンドストリートでスーツケースは売れる
- 買取方法は店頭・宅配・出張の3種類から選べる
- 「買取がひどい」という噂は期待値とのギャップが主な原因
- ノンブランドのスーツケースも状態が良ければ買取可能
- 破損や汚れがひどいもの、鍵がないものは買取不可の可能性が高い
- キャリーケースやキャリーバッグも買取対象
- 買取価格の相場はブランドや状態で大きく変動する
- 公式サイトに固定の買取価格表はない
- 事前の価格確認はWEB宅配買取の利用が便利
- ハードオフはジャンク品に強いなど店舗ごとに特徴がある
- 高く売るコツは清掃・付属品・売るタイミング
- 自分で綺麗にすることで査定額アップが期待できる
- 鍵や保証書などの付属品は必ず揃える
- 旅行シーズンの少し前に売るのがおすすめ
- 状態が悪くても諦めずに一度査定に出してみる価値はある