引っ越しや模様替えで不要になったカーテンの処分に、頭を悩ませていませんか。「捨てるのはもったいないけれど、売れるものなのだろうか」と疑問に思う方も多いかもしれません。
実は、不要になったカーテンが売れるところは意外と多く存在します。例えば、多くの方が利用するセカンドストリートでカーテンが売れるのか、また実際のセカンドストリートのカーテン買取サービスはどのようなものか、気になるところでしょう。さらに、カーテンの買取においてブックオフやハードオフ、ブランド品に強いエコリングといった店舗も選択肢として考えられます。
加えて、ニトリ製のカーテン買取や、高品質で知られるサンゲツのカーテン買取についても、その価値や査定のポイントを知りたいという需要は少なくありません。この記事では、これらの疑問に一つひとつ丁寧にお答えし、あなたのカーテンを少しでも有利な条件で手放すための具体的な方法と知識を、専門家の視点から詳しく解説していきます。
- 主要なカーテン買取店の特徴と違い
- ニトリやサンゲツなど人気ブランドの買取傾向
- 買取を断られてしまうカーテンの具体的な状態
- 査定額を少しでもアップさせるための実践的なコツ
カーテン買取は可能?主な売却先を紹介
- そもそも不要なカーテンが売れるところは?
- セカンドストリートでカーテンは売れるのか
- セカンドストリートのカーテン買取の実態
- ブックオフでのカーテン買取はできる?
- ハードオフにおけるカーテン買取の可否
- カーテン買取ならエコリングも選択肢
そもそも不要なカーテンが売れるところは?
結論から言うと、不要になったカーテンを買い取ってくれる場所は存在します。「カーテンは一度使ったら捨てるもの」というイメージがあるかもしれませんが、状態の良いものや人気のブランド品であれば、十分に再販価値が見込めるためです。
主な売却先としては、以下の3つが挙げられます。
1. 総合リサイクルショップ
セカンドストリートやオフハウスのように、家具や家電、生活雑貨まで幅広く取り扱う店舗です。気軽に持ち込めるのが最大のメリットですが、カーテンの専門知識を持つスタッフがいるとは限らないため、ブランド品などの価値が正しく評価されない可能性もあります。ノーブランド品や、まずは手軽に処分したい場合に適しています。
2. 買取専門店
エコリングのように、ブランド品や貴金属などを中心に扱う専門店です。サンゲツのような国内有名メーカーや、海外の高級ブランドのカーテンであれば、専門の査定員が価値をしっかり見極めてくれるため、高価買取が期待できます。
3. フリマアプリ・ネットオークション
メルカリやヤフオク!などを利用して、個人間で売買する方法です。自分で価格を設定できるため、リサイクルショップよりも高く売れる可能性があります。しかし、写真撮影や説明文の作成、梱包・発送といった手間がかかる点や、買い手が見つかるまで時間がかかる点がデメリットです。
ポイント
カーテンの種類や状態によって、最適な売却先は異なります。ノーブランド品はリサイクルショップやフリマアプリ、ブランド品は買取専門店、というように使い分けるのが賢い方法です。
セカンドストリートでカーテンは売れるのか
はい、セカンドストリートでカーテンを売ることは可能です。セカンドストリートは衣料品や家具、生活雑貨など幅広いジャンルのアイテムを取り扱っており、カーテンもその買取対象に含まれています。
ただし、全ての店舗で必ず買い取ってもらえるわけではありません。店舗の在庫状況や、持ち込んだカーテンの状態によっては買取を断られるケースもあります。特に、生活雑貨の取り扱いが少ない小規模な店舗では、買取対象外となっている可能性も考えられます。
「このカーテン、売れるかな?」と迷ったら、いきなり店舗に持ち込むのではなく、事前に電話で問い合わせてみるのが確実です。その際にカーテンの状態(ブランド、サイズ、使用期間など)を伝えると、よりスムーズに話が進みますよ。
セカンドストリートは全国に多くの店舗があるため、持ち込みしやすいのが大きな魅力です。お近くの店舗がカーテンの買取に対応しているか、まずは公式サイトの店舗検索や電話で確認してみましょう。
セカンドストリートのカーテン買取の実態
セカンドストリートでカーテンを買い取ってもらう場合、どのような点が査定に影響するのでしょうか。ここでは、買取の実態についてもう少し詳しく見ていきましょう。
まず、最も重視されるのは商品の状態です。新品・未使用品が最も高く評価されるのはもちろん、中古品であってもシミ、汚れ、破れ、日焼け、ペットやタバコの臭いがないことが重要です。特にカーテンは布製品で面積も大きいため、清潔感が査定額を大きく左右します。
次に、デザインや機能性も査定のポイントです。
- デザイン性:流行のデザインや、どんな部屋にも合わせやすいシンプルなデザインは需要があります。
- 機能性:遮光、遮熱、防音、防炎といった付加価値のある機能性カーテンは、中古市場でも人気が高く、評価されやすい傾向にあります。
- ブランド:有名メーカーや人気ブランドのカーテンは、ノーブランド品に比べて高値がつきやすくなります。
注意点
オーダーメイドで作られた特殊なサイズのカーテンや、レースカーテンのみの場合は、買い手が見つかりにくいため買取価格が低くなったり、買取不可となったりすることがあります。一般的な窓のサイズに合うものが最も再販しやすいため、有利になります。
ブックオフでのカーテン買取はできる?
「本の買取」というイメージが強いブックオフですが、カーテンの買取は行っているのでしょうか。
結論として、「BOOKOFF」という名前の店舗単体では、基本的にカーテンの買取は行っていません。ブックオフの主な取扱商品は、本、CD、DVD、ゲームソフトなどが中心であり、インテリア用品や生活雑貨は買取対象外となっています。
しかし、ブックオフグループには、さまざまなジャンルのリユース品を扱う店舗が存在します。
補足:ブックオフグループの店舗
ブックオフグループは、「BOOKOFF」以外にも以下の店舗を展開しています。
・HARDOFF (ハードオフ):オーディオ、パソコン、楽器など
・OFFHOUSE (オフハウス):家具、インテリア、生活雑貨、洋服など
・MODEOFF (モードオフ):ファッション専門
この中で、カーテンの買取可能性があるのは「オフハウス」です。
したがって、「ブックオフでカーテンを売りたい」と考えた場合は、実際にはグループ店舗であるオフハウスを探す必要があります。近所にブックオフとオフハウスが併設されている大型店舗があれば、一度に査定を依頼できるので便利です。間違えてブックオフに持ち込んでしまわないよう、事前に店舗の取り扱い品目を確認しましょう。
ハードオフにおけるカーテン買取の可否
前述の通り、ブックオフグループには複数の店舗形態があり、それぞれで買取品目が異なります。では、ハードオフではカーテンを買い取ってくれるのでしょうか。
これも結論から言うと、ハードオフ単体の店舗でカーテンを買い取ることは基本的にありません。ハードオフは、パソコン、オーディオ、楽器、ゲーム機といった、いわゆる「ハード」な製品を専門に扱っているためです。
ハードオフではなく「オフハウス」をチェック
カーテンのようなインテリア・生活雑貨の買取を担当しているのは、グループ内の「オフハウス」です。オフハウスは、家具や白物家電、食器、そしてカーテンやカーペットといった布製品まで、暮らしに関わる幅広いアイテムを取り扱っています。
もしあなたの売りたいカーテンがノーブランド品であったり、セカンドストリートで買取を断られてしまったりした場合でも、オフハウスであれば値段が付く可能性があります。店舗によって査定基準は異なりますが、選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。
ハードオフとオフハウスは同じ敷地内に併設されていることも多いため、公式サイトで近所の店舗を探す際は、「オフハウス」の表示があるかどうかを確認することが重要です。
カーテン買取ならエコリングも選択肢
もしお持ちのカーテンが、サンゲツや川島織物セルコンといった国内有名メーカー品や、海外のデザイナーズブランド品である場合、「エコリング」での買取を検討する価値が大いにあります。
エコリングは、ブランド品に特化した買取専門店です。バッグや時計だけでなく、食器や雑貨、そしてカーテンのようなインテリア製品まで、幅広いジャンルのブランド品を取り扱っています。最大の強みは、各ジャンルの専門知識を持った鑑定士が査定を行う点です。
総合リサイクルショップでは価値が見過ごされがちなブランドカーテンも、エコリングであればそのブランド価値や品質を正しく評価し、適正な価格を提示してくれる可能性が高まります。
エコリングのメリット
・ブランドの価値を正しく評価してくれる
・少しの汚れや傷があっても買取可能な場合がある
・出張買取や宅配買取など、買取方法が豊富
ただし、エコリングはあくまでブランド品の買取が中心です。ニトリなどの量販店のカーテンや、ノーブランド品の場合は買取が難しいこともあります。売却したいカーテンのメーカーやブランドを確認し、適した売却先を選ぶことが大切です。
人気ブランドのカーテン買取と高値のコツ
- ニトリのカーテン買取は期待できる?
- 有名なサンゲツのカーテン買取事情
- 買取を断られやすいカーテンの特徴とは
- 買取価格を少しでも上げるためのコツ
- まとめ:後悔しないカーテン買取の進め方
ニトリのカーテン買取は期待できる?
「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズでおなじみのニトリ。手頃な価格で高機能なカーテンが手に入るため、多くの方が利用しています。では、そのニトリのカーテンは中古市場でどの程度の価値があるのでしょうか。
結論として、ニトリのカーテンは買取可能ですが、高額査定はあまり期待できません。その理由は、新品が非常に安価で手に入ること、そして商品の入れ替わりが早いため、中古品の需要がそこまで高くないからです。
しかし、諦めるのはまだ早いです。以下のような条件を満たしていれば、値段が付く可能性は十分にあります。
- 新品・未使用品であること
- 人気の高い遮光・遮熱・防炎などの高機能カーテンであること
- 汚れや日焼け、臭いなどがなく、状態が非常に良いこと
- 購入から時間が経っていない現行品に近いモデルであること
特に、開封しただけの未使用品や、購入後すぐに引っ越して不要になったケースなどは、捨てるよりも買取に出すことをおすすめします。たとえ数百円でも、値段が付けば儲けもの、というくらいの気持ちで査定に出してみるのが良いでしょう。
有名なサンゲツのカーテン買取事情
一方、オーダーカーテンの国内最大手である「サンゲツ」のカーテンは、中古市場でも高い人気を誇ります。そのため、状態が良ければ高価買取が十分に期待できます。
サンゲツのカーテンが高く評価される理由は、その品質とブランド力にあります。デザインの豊富さや生地の質の高さは広く認知されており、「中古でも良いからサンゲツのカーテンが欲しい」という需要が常に存在するためです。
高価買取のポイント
サンゲツのカーテンを少しでも高く売るためには、以下の点が重要になります。
- 購入時の情報を保管しておく
オーダーした際の品番や品名、購入時期、価格がわかる書類(見積書や請求書など)があれば、査定員が価値を判断しやすくなり、査定額アップに繋がります。 - セットで売る
厚地のドレープカーテンとレースカーテンをセットで購入した場合は、必ず揃えて査定に出しましょう。セットの方が再販しやすいため、買取価格も高くなる傾向があります。
補足
サンゲツのようなオーダーカーテンは、窓のサイズに合わせて作られています。あまりに特殊なサイズや形状の場合、買い手が限定されるため査定額が伸び悩むこともあります。一般的な掃き出し窓や腰高窓のサイズに近いほど、有利になると言えるでしょう。
買取を断られやすいカーテンの特徴とは
せっかく店舗に持ち込んだのに、買取を断られてしまっては時間と労力が無駄になってしまいます。そうした事態を避けるため、ここでは買取不可となりやすいカーテンの具体的な特徴を解説します。
以下の表にまとめたような状態のカーテンは、残念ながら再販が困難と判断され、値段が付かないケースがほとんどです。
買取不可になりやすい状態 | 理由 |
---|---|
ひどい汚れ・シミ | 食品のシミやインク汚れなど、洗濯しても落ちないものは再販できません。 |
カビの発生 | 衛生上の問題から、カビが生えているものは基本的に買取不可です。 |
破れ・ほつれ・穴 | 生地が損傷しているものは商品価値が著しく下がります。 |
強い日焼け・色あせ | 左右で色が違うなど、全体的に色あせがひどいものは需要がありません。 |
タバコ・ペットなどの強い臭い | 布製品は臭いが染み付きやすく、クリーニングでも取れない場合があるため敬遠されます。 |
ホームセンターの安価な既製品 | 元値が非常に安いものは、中古品としての価値がほとんどないと判断されがちです。 |
これらの項目に当てはまらないか、査定に出す前にご自身でしっかりとチェックすることが重要です。もし該当する点が多い場合は、残念ですが買取は諦め、自治体のルールに従って処分することを検討しましょう。
買取価格を少しでも上げるためのコツ
査定に出すカーテンが買取可能な状態だとわかったら、次の一工夫で買取価格を少しでもアップさせましょう。誰でもできる簡単なコツを4つご紹介します。
1. 事前に洗濯して綺麗にする
基本中の基本ですが、これが最も重要です。査定員に「清潔で大切に使われていた」という印象を与えることができます。洗濯表示に従って丁寧に洗い、しっかりと乾かしましょう。タバコやペット、生活臭が気になる場合は、消臭効果のある洗剤や柔軟剤を使うのも効果的です。アイロンがけが可能であれば、シワを伸ばしておくと見栄えが格段に良くなります。
2. 付属品を全て揃える
カーテンフック(アジャスターフック)や、カーテンを束ねるタッセルなど、購入時に付属していたものは全て揃えて査定に出しましょう。特に共布のタッセルはデザインの一部と見なされるため、あるとないとでは査定額に差が出ることがあります。
3. ブランドや購入情報を伝える
サンゲツなどのブランド品であれば、その旨を査定員にしっかりと伝えましょう。前述の通り、品番や購入時期がわかる書類があればベストです。ノーブランド品でも、「遮光1級」「防炎加工」といった機能性をアピールすることで、プラス査定に繋がる可能性があります。
4. 複数の業者で相見積もりを取る
時間に余裕があれば、複数のリサイクルショップや買取専門店に査定を依頼し、最も高い価格を提示してくれた業者に売る「相見積もり」がおすすめです。業者によって査定基準や在庫状況が異なるため、同じカーテンでも買取価格に数千円の差がつくことも珍しくありません。
まとめ:後悔しないカーテン買取の進め方
この記事では、不要になったカーテンの買取について、売却先の選び方から高価買取のコツまで詳しく解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをリストで振り返ります。
- 不要になったカーテンはリサイクルショップや買取専門店で売れる
- 主な売却先はセカンドストリート、オフハウス、エコリングなど
- セカンドストリートでは状態の良いものであれば買取可能
- ブックオフ単体では買取不可、グループのオフハウスならOK
- ハードオフ単体でも買取は行っておらず、オフハウスが対象
- エコリングはサンゲツなどのブランドカーテンの買取に強い
- ニトリのカーテンは買取可能だが高値は付きにくい傾向
- サンゲツ製のカーテンは中古市場でも人気で高価買取が期待できる
- ひどい汚れやシミ、破れ、カビ、強い臭いがあるものは買取不可
- 売る前には必ず洗濯して清潔な状態にしておく
- カーテンフックやタッセルなどの付属品は全て揃える
- ブランドや機能性などアピールできる情報は査定員に伝える
- 高価買取を狙うなら複数の業者で相見積もりを取るのが最善
- 店舗へ持ち込む前に電話で買取可能か確認するとスムーズ
- ノーブランド品はフリマアプリでの売却も一つの手
これらのポイントを押さえて、あなたにとって最適な方法で、後悔のないカーテン買取を実現してください。