キングファミリーへの持ち込みを考えた際、「これは買い取ってもらえるのだろうか?」と不安に思った経験はありませんか。状態がひどいと噂される服や、キングファミリーの買取値段の仕組みが分からず、失敗や後悔をしたくないと感じる方も多いようです。特に、名前入りの子ども服や、昔集めたぬいぐるみ、履かなくなった靴、来客用の食器など、個別のアイテムの扱いは気になるところです。また、店舗によって異なる買取時間や買取曜日を把握しておかないと、せっかく持ち込んでも無駄足になるかもしれません。この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消します。
この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります。
- キングファミリーが買取できないものの明確な基準
- ブランド品も一律となる重量制の買取価格システム
- 服飾雑貨やぬいぐるみなど個別アイテムの買取可否
- 店舗訪問前に知っておくべき買取の注意点やコツ
キングファミリーで買取できないものの基準とは?
- 状態がひどい服は持ち込める?
- キングファミリーの買取値段の仕組み
- 名前入りの古着は買取対象?
- キングファミリーの買取で靴の扱いは?
- 買取可能な食器と不可能な食器
- キングファミリーの買取でぬいぐるみは?
状態がひどい服は持ち込める?
キングファミリーでは、次に使う人が困るような、状態がひどい服は買取できません。なぜなら、同社のビジネスモデルは国内での再販売、または海外へ輸出してリユース(再着用)してもらうことを前提としているためです。そのため、単なる資源としてのリサイクルではなく、「服としてもう一度機能すること」が買取の大きな基準となります。
具体的には、以下のような状態のものは買取を断られる可能性が非常に高いです。
- 過度な破れや傷み: ボタンが取れている程度であれば問題ありませんが、生地が大きく裂けている、虫食いの穴が多数あるなど、衣類としての機能を損なっているものは買取が難しいでしょう。
- ひどい汚れやカビ: 洗濯で落ちないシミや黄ばみ、全体的な黒ずみ、カビの付着が見られるものは衛生的な観点から買取不可となります。
- 強い臭い: タバコやペット、防虫剤の臭いが強く染み付いているものも、次の利用者が不快に感じるため敬遠されます。
- 濡れている・動物の毛の大量付着: 明らかに濡れているものや、大量の動物の毛が付着しているものは、査定前に適切な状態にしておく必要があります。
逆に、多少の毛玉や着用感、流行遅れのデザインといった理由だけでは買取不可にはなりません。あくまで「次に着る人がいるか」という視点で判断される点を理解しておくことが大切です。
キングファミリーの買取値段の仕組み
キングファミリーの最大の特徴は、ブランドやデザイン、購入時期に関係なく、全て「重さ」で買取価格が決まる点です。これは、持ち込まれた大量の衣類を迅速に査定し、リユース・リサイクルに回すための効率的なシステムと言えます。
買取価格は主に以下の3つのカテゴリーに分類され、店舗によって単価が若干異なる場合があります。
このシステムのメリットは、ノーブランドのTシャツやファストファッションの衣類でも、まとめて持ち込めば値段がつく点です。他店では買取を断られがちなアイテムでも、1kgあたり1円で引き取ってもらえる可能性があるのは大きな魅力でしょう。
一方でデメリットは、価値の高いブランド品や新品同様の衣類を持ち込んでも、重さでしか評価されないため、高額買取は期待できない点です。例えば、1kgのダウンジャケットが150円になる可能性がある一方で、1kgのハイブランドのコートも同じ150円になる計算です。そのため、価値に見合った価格で売りたい場合は、ブランド専門の買取店を検討する方が賢明と考えられます。
名前入りの古着は買取対象?
キングファミリーでは、名前入りの古着も問題なく買い取ってもらえます。これは、学生服や企業の制服のように悪用される恐れのあるものとは異なり、個人の名前が入っているだけでは再販に大きな支障がないと判断されるためです。
子どもの成長とともに不要になった名前入りの体操服や、お父さんのスーツに入ったネーム刺繍なども、衣類の状態が良ければ「お店で販売できる衣類」として1kgあたり150円で査定されます。もちろん、状態によってはリサイクル資源として1kgあたり1円の査定になることもありますが、名前が入っていること自体が直接的な買取不可の理由になることはありません。
ただし、注意点として、会社名や学校名が大きくプリント・刺繍されたユニフォーム類は買取対象外です。これらは悪用防止の観点から、キングファミリーの方針として買取を自粛しているため、持ち込んでも引き取ってもらえずに持ち帰ることになります。あくまで個人の名前(ネーム)が入っているものが対象だと覚えておきましょう。
キングファミリーの買取で靴の扱いは?
キングファミリーでは、靴も「服飾雑貨・小物」として買取対象に含まれます。スニーカー、パンプス、ブーツ、ビジネスシューズなど、種類を問わず査定してもらえますが、衣類と同様に「次に履ける状態か」が最も重要な判断基準です。
お店で販売できると判断された靴は、1kgあたり100円で買い取られます。買取が難しい状態の例としては、以下のようなケースが挙げられます。
- ソールの著しいすり減りや剥がれ
- 革製品のひび割れやカビ
- 内側の生地の破れや劣化
- デザインの一部となっている接着剤の変色や浮き出し
持ち込む際のポイントとして、購入時の箱は査定額に一切影響しません。むしろ、箱は査定対象外であり、店舗によっては返却されるため、袋などに入れて持ち込む方がスムーズです。上履きやサンダルなども含め、不要な履物がたまっている場合は、衣類と一緒にまとめて持ち込んでみると良いでしょう。
買取可能な食器と不可能な食器
キングファミリーは衣類がメインですが、一部店舗では食器やタオルといった生活雑貨も取り扱っています。食器の買取を希望する場合、その状態が査定の可否を大きく左右します。
買取が期待できる食器
最も歓迎されるのは、箱に入ったままの未使用の食器セットです。贈答品などで使用機会がなかったものがこれに該当します。箱がない場合でも、未使用であることが明らかな食器は買取の対象となります。また、中古の食器であっても、欠けやひび割れがなく、綺麗な状態であれば「服飾雑貨・小物」として査定される可能性があります。
買取が難しい食器
一方で、以下のような食器は買取できません。
- 欠け、ひび、割れがあるもの
- 目立つ傷や取れない汚れがあるもの
- デザインが大きく剥げているもの
安全に使用できない、または衛生的に問題があると判断された食器は、持ち帰りを求められます。全ての店舗で食器を買取しているわけではないため、持ち込む前にお近くの店舗に電話などで確認しておくと確実です。
キングファミリーの買取でぬいぐるみは?
ぬいぐるみも、食器と同様に一部店舗で買取対象となる「小物」に含まれる場合があります。ただし、これは全店共通のサービスではなく、店舗の方針に大きく依存するため、事前の確認が不可欠です。
買取を行っている店舗では、ぬいぐるみも重さで査定されます。状態が良く、店頭で販売できると判断されれば1kgあたり100円、販売が難しくてもリサイクル資源として海外に送れるものであれば1kgあたり1円といった形での買取が考えられます。
ただし、ぬいぐるみは汚れや臭いを吸収しやすいため、衣類以上に状態を厳しく見られる傾向があります。長年飾っていたことによるホコリや日焼け、シミがあるもの、タバコの臭いがついているもの、中の綿がへたってしまっているものなどは、買取を断られる可能性が高いです。もし買取を希望する場合は、一度持ち込みたい店舗のウェブサイトを確認するか、直接問い合わせてみることをお勧めします。
キングファミリーで買取できないものを避けるコツ
- 買取時間は事前に確認しよう
- 店舗ごとの買取曜日をチェック
- 持ち込み当日の流れと注意点
- 総括:キングファミリーで買取できないもの
買取時間は事前に確認しよう
キングファミリーを利用する際に最も重要な注意点の一つが、店舗の営業時間と買取受付時間が異なる場合が多いことです。例えば、お店自体は夜19時まで営業していても、買取の受付は15時や16時で終了してしまうケースが非常に多く見られます。
これは、閉店間際に大量の持ち込みがあると、その日のうちに査定や処理を終えることが難しくなるためです。仕事や用事の後に立ち寄ろうと考えていると、すでに受付時間が終了していて持ち込みができない、という事態に陥りかねません。
このような事態を避けるため、家を出る前に必ず利用予定の店舗の公式ウェブサイトを確認するか、直接電話でその日の買取受付時間を確認する習慣をつけることが大切です。特に、土日や祝日は混雑が予想されるため、時間に余裕を持って午前中に持ち込むなどの工夫が有効です。
店舗ごとの買取曜日をチェック
買取受付時間と合わせて、買取の定休日にも注意が必要です。キングファミリーはフランチャイズ展開しているため、店舗ごとに運営方針が異なり、特定の曜日を買取定休日に設定しているお店が少なくありません。
例えば、「毎週水曜日は買取業務のみお休み」といった店舗や、「火曜日と木曜日は買取不可」といった独自のルールを設けている場合があります。販売は年中無休でも、買取は週5日しか行っていないというケースも珍しくないのです。
公式サイトの店舗情報ページには、各店舗の営業時間、買取受付時間、そして定休日が明記されています。衣替えなどで大量の衣類を車に積んで店舗に向かったにもかかわらず、買取定休日でがっかりすることがないように、曜日と時間のダブルチェックを徹底しましょう。
持ち込み当日の流れと注意点
事前の準備が整ったら、いよいよ店舗へ持ち込みます。当日の流れといくつかの注意点を把握しておくと、よりスムーズに買取を完了させることができます。
持ち込みから査定まで
店舗に着いたら、買取受付カウンターへ品物を直接持っていきます。衣類はハンガーに掛かったままでも、衣装ケースやビニール袋に入ったままでも問題ありません。スタッフに品物を預けると、査定用の番号札が渡されます。
査定中は原則として店内で待つ必要があります。外出は認められていない店舗がほとんどですので、店内の商品を見ながら待つことになります。査定は持ち込まれた順番に行われ、量にもよりますが、通常15分から30分程度で完了します。
査定完了から支払いまで
査定が終わると番号で呼ばれ、カウンターで金額が提示されます。金額に納得すれば、承諾書にサインをして現金を受け取ります。もし金額に不満がある場合は、この時点でキャンセルすることも可能です。ただし、一度承諾して支払いを受けた後のキャンセルはできません。
また、買取不可と判断された品物があった場合は、自分で持ち帰る必要があります。店舗で処分してもらうことはできないため、この点も留意しておきましょう。18歳未満の方が利用する際は、保護者の同意書が必要になる点も忘れてはいけません。
総括:キングファミリーで買取できないもの
この記事で解説した、キングファミリーで買取できないものの特徴や、買取価格の仕組み、利用時の注意点について、重要なポイントを以下にまとめます。
- 次に使う人が困るような状態がひどい服は買取不可
- 過度な破れ、汚れ、カビ、強い臭いがあるものはNG
- 濡れているものや動物の毛が大量に付着したものは持ち帰りに
- 買取価格はブランドや流行ではなく重さで決まる
- 店頭で販売できる衣類は1kgあたり150円が目安
- 服飾雑貨や小物は1kgあたり100円が目安
- 販売できない衣類も資源として1kgあたり1円で買取可能
- ブランド品を高値で売りたい場合には不向き
- 名前入りの衣類は買取してもらえる
- 悪用懸念のある学生服や企業の制服は買取対象外
- 靴やバッグも状態が良ければ買取OK
- 食器やぬいぐるみは店舗によって買取可否が異なる
- 店舗の営業時間と買取受付時間は違うので要注意
- 訪問前に必ず公式サイトで買取時間と定休日を確認する
- 買取不可の品は持ち帰る必要がある