「プリンターが壊れてしまったけれど、捨てるのはもったいない…」と感じていませんか。実は、壊れたプリンターでも買取してもらえる可能性があります。しかし、いざ売ろうと思っても、そもそも壊れたプリンターがなぜ売れるのか、買取価格はいくらになるのか、といった疑問が浮かびますよね。また、10年前のような古い機種の扱いや、プリンター買取の持ち込み方法についても気になるところです。この記事では、ハードオフやセカンドストリート、ゲオ、ブックオフといった主要店舗での壊れたプリンターの買取事情について、詳しく解説していきます。
この記事で分かること
- 壊れたプリンターがなぜ買い取ってもらえるのか
- 主要買取店ごとのサービス内容と特徴
- 古いプリンターや買取価格のリアルな事情
- 買取を依頼する前に準備しておくべきこと
壊れたプリンタの買取を諦める前に知るべきこと
- そもそも壊れたプリンターはなぜ売れるのか
- 壊れたプリンターの買取価格はどれくらい?
- 10年前など古いプリンターの買取は可能?
- 買取を依頼する前にチェックしておきたいこと
- プリンター買取は店舗への持ち込みが基本になる?
そもそも壊れたプリンターはなぜ売れるのか
「壊れているのになぜ?」と疑問に思うかもしれませんが、壊れたプリンターに価値が見出される理由は主に3つあります。
第一に、部品としての需要です。他のプリンターを修理するための「部品取り」として、正常に動作するパーツが再利用されます。特に、プリントヘッドやスキャナーユニット、給紙トレイ、外装パーツなどは、個別に需要がある場合があります。
第二の理由は、修理して再販する目的です。買取業者の中には、故障箇所を特定・修理し、中古品として再び市場に流通させるノウハウを持つところもあります。簡単な修理で直る場合や、特定の人気機種であれば、修理後の再販価値を見越して買い取ってくれるのです。
そして第三に、資源としての価値が挙げられます。プリンターの内部基板には、微量ながら金などの貴金属が含まれていることがあります。専門の業者がこれらを回収し、リサイクルする目的で買い取ることがあります。そのため、全く動かないジャンク品でも値段が付くケースが存在するのです。
豆知識:ジャンク品とは?
ジャンク品とは、そのままでは正常に動作しない、あるいは動作の保証がない商品のことです。リサイクルショップなどでは、このような商品を「ジャンク品」として安価で販売、または買取しています。
壊れたプリンターの買取価格はどれくらい?
壊れたプリンターの買取価格は、残念ながら高額になるケースは稀です。
買取価格の相場は、数十円から数百円程度となることがほとんどです。もし値段が付けば幸運、くらいの心持ちでいるのが良いでしょう。もちろん、機種の年式や人気度、故障の程度、付属品の有無によって価格は変動します。
例えば、発売から間もない人気機種で、インク詰まり程度の軽微な故障であれば、1,000円以上の価格が付く可能性もゼロではありません。しかし、基本的には高価買取を期待するのではなく、「無料で引き取ってもらえたらラッキー」と考えるのが現実的です。
査定額が付かないケースも多い
店舗の買取基準や在庫状況によっては、買取を断られたり、査定額が0円になったりすることも少なくありません。特に、破損が激しい場合や、あまりに古いモデルは買取不可となる可能性が高いです。
10年前など古いプリンターの買取は可能?
結論から言うと、10年前に製造されたような古いプリンターの買取は非常に難しいです。
多くの買取店では、買取対象となる家電製品の製造年数に基準を設けています。一般的に製造から5年以内が一つの目安とされており、7年を過ぎると買取が厳しくなり、10年を超えるとほとんどの店舗で買取不可となるのが実情です。
古いプリンターの買取が難しい理由
- 修理用部品の供給終了:メーカーの部品保有期間(通常は製造終了後5〜7年)が過ぎており、修理が困難。
- 対応インクの入手困難:純正インクが生産終了となり、プリンターとして再利用できない。
- 性能の問題:最新機種と比較して印刷速度や画質、機能面で大きく劣り、中古市場での需要が見込めない。
これらの理由から、たとえ壊れていなくても、10年前のプリンターは価値が付きにくいのが現実です。ただし、一部のレトロな機種や特殊なモデルに限り、例外的に買い取られる可能性は残されています。
買取を依頼する前にチェックしておきたいこと
少しでもスムーズに、そして少しでも良い条件で買い取ってもらうために、査定に出す前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。
付属品を揃える
購入時に付属していたものは、できるだけ揃えて持ち込みましょう。特に以下の2点は査定額に影響する可能性があります。
- 電源コード・ACアダプタ
- USBケーブル
取扱説明書やドライバCD-ROM、外箱などもあれば、より丁寧な印象を与えられます。
インクや用紙の扱い
本体にセットされている使いかけのインクは、基本的にはそのままで問題ありません。ただし、輸送中にインクが漏れる可能性がある場合は、ビニール袋に入れるなどの対策をすると親切です。未使用のインクカートリッジがあれば、それも一緒に査定に出しましょう。プリンター本体とは別に値段が付くことがあります。
個人情報の消去について
一部の多機能プリンターでは、スキャンデータやFAXの送受信履歴が本体メモリに残っている場合があります。可能であれば、設定メニューから本体を初期化しておくと安心です。ただし、多くの家庭用プリンターではそれほど気にする必要はありません。
プリンター買取は店舗への持ち込みが基本になる?
はい、リサイクルショップなどでのプリンター買取は、店頭への直接持ち込みが最も一般的な方法です。
持ち込み買取のメリットは、その場で査定から支払いまでが完了する手軽さとスピード感にあります。予約不要で、思い立った時にすぐ持ち込める店舗が多いのも魅力です。査定額に納得いかなければ、その場でキャンセルすることもできます。
一方で、プリンターは意外と大きく重いため、車がないと店舗まで運ぶのが難しいというデメリットも存在します。
宅配買取や出張買取サービスはないの?
業者によっては宅配買取や出張買取に対応している場合もあります。しかし、壊れたプリンター単体では、これらのサービスの対象外となることが多いです。理由としては、査定額が低いため、送料や出張コストに見合わないためです。他の家電などとまとめて売る場合に限り、利用できる可能性があります。
店舗別!壊れたプリンタの買取サービスを比較
- 壊れたプリンターの買取ならハードオフが有名
- セカンドストリートで壊れたプリンターは買取可能?
- 意外と知らないゲオでのプリンター買取
- ブックオフでのプリンター買取の可否について
- まとめ:諦めずに壊れたプリンタの買取査定へ
壊れたプリンターの買取ならハードオフが有名
壊れた家電の買取といえば、ハードオフを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ハードオフは「ジャンク品」の買取・販売に非常に積極的で、壊れたプリンターでも買い取ってもらえる可能性が最も高い店舗の一つです。
その理由は、自社で修理を行ったり、部品取りとしての価値を正しく評価できる専門知識を持ったスタッフがいたりするためです。全国に展開する店舗網を活かし、修理に必要なパーツを店舗間で融通することもあります。
ハードオフに持ち込むメリット
- 他の店で断られたものでも値段が付く可能性がある
- 「ジャンク品」としての販路が確立されている
- どんな状態でも査定してくれる安心感がある
たとえ買取価格が数十円だったとしても、「処分費用を払うくらいなら…」と考える方にとって、ハードオフは最初の相談先として最適な選択肢と言えます。
セカンドストリートで壊れたプリンターは買取可能?
アパレルから家具、家電まで幅広く取り扱うセカンドストリートですが、壊れたプリンターの買取については、店舗によって対応が異なり、基本的には難しいと考えておくのが無難です。
セカンドストリートは、基本的に「再販できる状態の商品」をメインに買い取っています。そのため、正常に動作しない故障品やジャンク品は、買取基準から外れてしまうことが多いのです。
ただし、店舗によっては独自の判断で買い取るケースも稀にあります。例えば、発売から日が浅い人気モデルや、付属品が完備している場合などです。もし近くに店舗があれば、一度問い合わせてみる価値はありますが、過度な期待はしない方が良いでしょう。
持ち込む前に電話で確認を
セカンドストリートへ持ち込む場合は、事前に店舗へ電話し「壊れたプリンターの買取は可能か」を確認することをおすすめします。無駄足を避けるためにも、事前の確認が賢明です。
意外と知らないゲオでのプリンター買取
ゲームやDVD、スマートフォンの買取・販売でおなじみのゲオですが、プリンターの買取は行っているのでしょうか。
結論として、ゲオでは現在、プリンターの買取は行っていないようです。公式サイトの買取対象品目にもプリンターは含まれておらず、特に壊れたプリンターとなると、買取の対象外となります。
ゲオはデジタル家電の中でも、スマートフォンやタブレット、ゲーム機といった特定のジャンルに特化しています。そのため、プリンターのような周辺機器は専門外と考えて良いでしょう。壊れたプリンターの売却先を探す際は、ゲオは候補から外して問題ありません。
ブックオフでのプリンター買取の可否について
本やCDのイメージが強いブックオフですが、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」などの大型店舗では家電製品の買取も行っています。
しかし、ブックオフでのプリンター買取も、基本的には正常に動作することが前提となります。そのため、壊れたプリンターについては買取を断られる可能性が非常に高いです。軽微な不具合であれば査定してくれる可能性もゼロではありませんが、ハードオフのようにジャンク品を積極的に買い取るスタイルではありません。
大型店舗のみが対象
そもそも、家電を取り扱っているのは一部の大型店舗に限られます。一般的なサイズのブックオフでは、プリンターの買取自体を行っていないため注意が必要です。
もしブックオフでの売却を検討する場合は、まずはお近くの店舗が家電買取に対応しているかを確認し、その上で壊れた製品でも査定対象になるかを問い合わせてみるのが良いでしょう。
まとめ:諦めずに壊れたプリンタの買取査定へ
この記事では、壊れたプリンターの買取について、その理由から価格相場、主要店舗の対応まで詳しく解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをリストで振り返ります。
- 壊れたプリンターでも部品取りや修理、資源としての価値がある
- 買取価格は数十円から数百円が相場で高額買取は期待薄
- 10年前など製造年が古いモデルの買取は非常に困難
- 査定前には電源コードなどの付属品を揃えるのがおすすめ
- 買取の基本は店舗への直接持ち込み
- 壊れたプリンターの買取で最も可能性が高いのはハードオフ
- ハードオフはジャンク品の買取に積極的
- セカンドストリートは店舗によるが買取は難しい傾向
- ゲオではプリンターの買取を行っていない
- ブックオフも基本的には正常動作品が買取対象
- 買取不可の場合でも無料で引き取ってくれることがある
- 処分に困ったらまずハードオフに相談してみるのが良い
- 買取価格よりも処分費用がかからない点をメリットと捉える
- 少しでも値段が付く可能性があるなら査定に出す価値はある
- 諦めて捨てる前に一度、買取査定を検討してみよう